喜多方市高郷町の荻野漕艇場である。遠くの方にぽつんと白い船体が見えるのは、地元の高校生が漕ぐ端艇である。たまたまモーターボートがそっちの方に向かっており、航跡の小さな波が起きたのを撮影した。山々にさえぎられて、頭上にぽっかりとあいた空よりも、水量の多い、阿賀川の青に圧倒された。風が頬を打つのも、涼しくて心地よかった。視界に入るのは電線や鉄塔だけ。俗界にまみれない清純さが美しい。山深い会津にも、滔滔と大河は流れているが、川面を駆け抜けるさざ波に、ひとしお秋の気配を感じてならなかった
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