つづれ織で作られた名刺入れ(暁山織物)
私の友人で京都で「つづれ織」を制作している勝山嘉彦氏がいます。
京都に行ったときにつづれ織りの制作工程を見学させてもらいました。
技術的にとても細かい作業であり、完成品は素晴しい作品に出来上がっていました。
御室のつづれ織の栞によると、
「つづれ織」の由来は古く、仏教徒渡来と共にわが国伝えられたとされています。
その当時、多くは宗教的織物、または美術織物であります。
「つづれ織」は平織りが変化したもので、文様を表現するために多様な緯糸を、必要な部分だけ折り込んでいきます。
その手法は、鋸形に研いだ職人自身の「爪」や、櫛形をした「筋立て」と呼ばれる道具で下絵を写しながら織るもので、精緻な文様の場合は一日に数センチメートル四方しか織る事が出来ないものもあります。
職人は積年の熟練と根気、技術を要するのはもちろんの事、縦糸の上に緯糸で絵を描くような作業をするため、洗練された芸術的理解をも必要とされます。
江戸時代までは、特に御室・仁和寺の門前で「御室織」として製織されていました。
勝山嘉彦氏から、つづれ織の名刺入れを贈呈された。
とても手触り感がよく、芸術的要素も加味していてとても重宝しています。
暁山織物は京都の有名な龍安寺の近くにあります。
(6月26日記 池内和彦)
私の友人で京都で「つづれ織」を制作している勝山嘉彦氏がいます。
京都に行ったときにつづれ織りの制作工程を見学させてもらいました。
技術的にとても細かい作業であり、完成品は素晴しい作品に出来上がっていました。
御室のつづれ織の栞によると、
「つづれ織」の由来は古く、仏教徒渡来と共にわが国伝えられたとされています。
その当時、多くは宗教的織物、または美術織物であります。
「つづれ織」は平織りが変化したもので、文様を表現するために多様な緯糸を、必要な部分だけ折り込んでいきます。
その手法は、鋸形に研いだ職人自身の「爪」や、櫛形をした「筋立て」と呼ばれる道具で下絵を写しながら織るもので、精緻な文様の場合は一日に数センチメートル四方しか織る事が出来ないものもあります。
職人は積年の熟練と根気、技術を要するのはもちろんの事、縦糸の上に緯糸で絵を描くような作業をするため、洗練された芸術的理解をも必要とされます。
江戸時代までは、特に御室・仁和寺の門前で「御室織」として製織されていました。
勝山嘉彦氏から、つづれ織の名刺入れを贈呈された。
とても手触り感がよく、芸術的要素も加味していてとても重宝しています。
暁山織物は京都の有名な龍安寺の近くにあります。
(6月26日記 池内和彦)