つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

モダンダンスと躰道(3)

2007年10月17日 | 躰道
                 躰道の「勢命の法形」を披露する

モダンダンスの会員に躰道を指導したときの感想文その2です。

躰道という字は目にしたことはありましたが、何か全く分らなっかったので、自分が苦手な分野だったらどうしようと少し戸惑ってしまいましたが、実際やってみたら楽しかったので体験出来て良かったと思いました。最後の方には腰が痛かったので腹筋をもっと鍛えなければいけないなと思ってしまいました。機会があればまた躰道に触れてみたいなと感じました。(Y)

武道について私が持っていたイメージは、護身・攻撃、礼儀作法といったものでした。また、身体の小さい者や非力な女性・老人が悪者をやっつけるといった勧善懲悪の胸のすくようなパフォーマンスです。舞踊も躰道も3次元の運動空間で展開するというところが共通していると思います。どちらの長い年月を掛けないと一朝一夕ではとても体得できるものではないというところも。そして、軸足の大切さや体重移動の難しさ、タイミングによって大きな力が出ることなども大事な要素であると考えられます。呼吸や立つ、歩くといった動作は誰に教わることなくすべての人が行っていることですが、より良く正しく立つ、座るといったことが、呼吸の仕方を含めて意識的に行われることによって、外からはりつけた形のみならず身体の内部からつき動かされているように存在出来る身体になりたいと強く思いました。(K)

私は空手はやったことがありましたが、躰道は初めてでした。躰道をやって一番楽しかったのは、法形です。一つずつ技を覚えるよりも、まとめて形で覚えた方が楽しいし簡単だと思いました。武道をやる機械があまり無いのでいい体験になりました。ダンスでも、しっかり呼吸をするので、呼吸法を使う時があるかもしれないと思いました。今回躰道をやってみて、やった事のないものに挑戦していこうと思いました。躰道は楽しかったです。(H)

精神と肉体の合体を表わす「躰道」という言葉ですが、受けた実感としては、軌道軸、軌道線という座標軸にあらわれるように数学的な感じがしました。自分の身体を相手の視線の中から存在しなくなることが伏せというように、日舞のあて振り、見立てに共通点があると思いました。(T)

(10月17日記 池内和彦)
コメント
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