つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

千駄木の須藤公園

2013年07月08日 | 日記
                          須藤公園

閑静な住宅街である千駄木を不忍通りの方へ行くと「須藤公園」がありました。

須藤公園は、江戸時代の加賀藩の支藩の大聖寺藩(十万石)の屋敷跡。
その後、長州出身の政治家品川弥二郎の邸宅となり、明治22年(1889年)に実業家須藤吉左衛門が買い取りました。
昭和8年(1933年)に須藤家が公園用地として東京市に寄付、昭和25年(1950年)に文京区に移管されました。

須藤公園の高低差のある台地と低地を巧みに生かした公園斜面地には、クスノキなどの大木が豊かな緑をつくりだしています。
またその緑を背景として、滝からの水が流れ込む池には藤棚が設けられています。
斜面地はササを主体とした植栽となっていますが、野草も生育し、春には可憐な花を咲かせます。

(7月8日記)

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