つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

鰻料理店「前川」

2019年03月17日 | 日記

                     前川の「うな重」

駒形の鰻料理店「前川」の創業は文化・文政期(約二百年前)。もとは川魚問屋でしたが、初代勇右衛門が鰻料理に転じました。水清らかに情緒豊かな大川(隅田川)にのぞむところから屋号を「前川」としました。その頃は客も舟で通ってきたようです。中州から舟で柳橋に遊び、 前川に立ち寄って蒲焼きを賞味し、さらに水神へ廻るのが、当時の通人のコースとされていたようです。
その「前川」が東京スカイツリーソラマチに出店しています。通路に面した窓からは、鰻を焼き上げる職人の姿がうかがえ、思わず足を止めてしまう。ふっくらと仕上がった鰻と継ぎ足しのタレ、伝統の味が堪能できる「うな重」を賞味しました。

(3月17日記)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする