つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

川内康範氏の死去に想う

2021年08月02日 | 躰道
 (思い出)川内康範さん死去(読売新聞)

 テレビ番組「月光仮面」の原作や、ヒット曲「誰よりも君を愛す」「おふくろさん」などの作詞で知られる川内康範氏 が、入院先の青森県八戸市内の病院で亡くなった。88歳だった。
 多くの脚本を手がけ、1958年から放送された「月光仮面」の原作者として一躍有名になった。作詞家としても活躍。60年の日本レコード大賞を受賞した松尾和子さんの「誰よりも君を愛す」や、森進一さんの「花と蝶」「おふくろさん」、青江三奈さんの「恍惚(こうこつ)のブルース」など、数多くのヒットを放った。
 また、2006年のNHK紅白歌合戦で、森さんが「おふくろさん」の本歌にない歌詞を加えて歌ったことに反発。日本音楽著作権協会に対し、「作者の意図に反する無断改変に当たる」と通知した。森さんがこの曲を歌うことを自粛するなど、著作権問題に一石を投じる騒ぎになった。

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 川内康範氏は、昭和42年11月19日に開催された「第1回全日本躰道選手権大会」のときに、躰道の特別演武を披露してくれた。私は大学生であり、この大会に選手として出場していた。川内康範氏は48歳の時。躰道の袴姿がとても凛々しかった。背の高い金井師範を相手に、斜状蹴りや海老蹴りなどを繰り出して制していく川内康範氏の演武が鮮明に想い出される。歌手の青江三奈さんも会場に来て、祝嶺正献最高師範に花束を贈呈していた。

 川内康範氏は、躰道に対して、理念が素晴らしい武道であるといつもバックアップをしてくれた。躰道の新年会や師範会などにも積極的に出席して、指導者達に武道の心構えや日本の将来等についてのスピーチをしていた。

 大学の後輩で八戸市会議員となっている坂本眞将氏は、川内氏からの要請で三沢の自宅まで赴き気功治療を行っていた。ということを聞いたことがある。
森進一のおふくろさん問題も、川内康範氏ならはっきりともの言う人であると予測できた。川内康範氏のように、「おかしいことをおかしい」とはっきり言う人が、今の世の中では少ないようだ。(2008年4月8日)





コメント (2)
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