聖橋(ひじりばし)
御茶ノ水駅の南側に「ニコライ聖堂」があります。
ニコライ堂の名で知られる東京復活大聖堂教会は、ギリシャ正教とも呼ばれる正教会の教会です。
主イイスス=ハリストス(イエス=キリストのギリシャ語読み)の復活を記憶する聖堂ですが、ロシアから正教伝道のために来日し日本に骨を埋められた亜使徒聖ニコライ(1836-1912)がその建立にあたったことから「ニコライ聖堂」の名で知られています。
神田川の北側に「湯島聖堂」があります。
徳川五代将軍綱吉は儒学の振興を図るため、元禄3年(1690)湯島の地に聖堂を創建して上野忍岡の林家私邸にあった廟殿と林家の家塾を現在地に移しました。これが現在の湯島聖堂の始まりです。
その後、およそ100年を経た寛政9年(1797)幕府直轄学校として、世に名高い「昌平坂学問所(通称『昌平校』)」を開設しました。
聖橋は、ニコライ聖堂と湯島聖堂を結ぶ橋として命名されました。