つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

(想い出)緒形拳さんのこと

2024年07月04日 | 芸能
 若獅子公演に出演の新国劇の重鎮である清水彰さんと緒形拳さん

 劇団若獅子の「国定忠治」公演が終了して、劇団員の打上げパーティーに後援者の一人として参加しました。

 私が劇団若獅子の前身である新国劇に興味を持った要因は、竹早高校の先輩である緒形拳さんが新国劇に入団してことを知ったときからです。当時国広教諭(国語担当)から、芝居好きな緒形拳さんが新国劇に入団したことの話を聴いて以来、新国劇及び劇団若獅子の芝居を観劇し続けておりました。

 本公演の打上げパーティーが「金糸」で行われました。劇団若獅子の出演者とスタッフ及び後援者の一部の方60名ほどのパーティーでした。

 今回の「国定忠治」の中で重要な役柄を演じていた山形屋籐造役の緒形拳さんも参加していました。新国劇の重鎮である清水彰さんも川田屋惣次役で出演しておりました。年齢を聞いてビックリ、なんと91歳とのことでした。赤城天神森の場で国定忠治と対峙する重要な役割を演じておりましたが、全く年を感じさせない演技でありました。本人は「役者に年はありません」と言っておりましたが、何と素晴らしい役者根性の持ち主でありましょう。

 緒形拳さんが竹早高校の先輩であるということで、高校の同窓会の話や仕事のスケジュールのことなどをいろいろと話しました。時間に余裕が出来ましたら竹早高等学校の同窓会(篁会)の会長に就任していただきたい旨を打診しました。緒形拳先輩は何も答えずに笑っておりました。現在は現役俳優としての仕事があるので即答が出来なかったと解釈しました。

 その緒形拳さんがパーティーの席上で、自ら率先して「ジャンケンゲーム」を提案して、参加者全員を対象にゲームが始まりました。それからというものパーティーの雰囲気は一気にボルテージが上がり、会場が一体となっていきました。同席していた朝丘雪路さんも緒形さんの提案に一口乗りましたものですから、参加者はとても楽しい雰囲気が満ち溢れておりました。


コメント (2)
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