つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

お化け煙突のモニュメント

2024年07月05日 | 名所
 お化け煙突のモニュメント(帝京科学大学キャンパス敷地内)

 北千住へ行くと、昔あった「お化け煙突」を思い出します。4本の煙突が見る場所により3本となり、2本となり、そして1本に変化していく。跡地に行ったら、大学の敷地の中にモニュメントとして残っていました。

 千住火力発電所は巨大な4本の煙突を持っていたが、この煙突は付近住民などからは「お化け煙突」の名で呼ばれ、操業当時の映画などの作品にも時折登場するなど、地域のシンボル(ランドマーク)として親しまれていました。
 
 映画にもよく採り上げられていた名所でもあった。
『煙突の見える場所』『危険な英雄』『天使の時間』『警視庁物語 魔の伝言板』『女が階段を上がる時』『青い芽の素顔』『零戦黒雲一家』『左ききの狙撃者 東京湾』『いつでも夢を』『見上げてごらん夜の星を』『九ちゃんの大当りさかさま仁義』『宇宙大怪獣ドゴラ』

 煙突が「お化け」と呼ばれる理由としては、
 1.建設当初は予備的な発電所であり、めったに稼動することがなかったため、煙突から時たま煙を吐く姿が「お化け」のようで、火葬場が連想された。
 2.見る方向によって、煙突の数が1 - 4本と変化する「不思議な煙突」という意味。の2説があった。
 2.については、煙突が菱形に配置されており、また中心に2本並列していた煙突と前後にあった煙突が重なり合って真横から見ると1本、斜めから見ると2本ないしは4本、真正面から見ると3本に見えた。
 常磐線や京成本線からもこの煙突は良く見え、列車の移動に伴う本数の変化が眺められた。

 現在、跡地は資材センターや東京電力足立営業センターとなっています。また、煙突の一部が2005年(平成17年)3月31日まで存在していた足立区立元宿小学校で滑り台に使用されていました。
 尚、旧元宿小学校にあった滑り台については、帝京科学大学千住キャンパスの敷地内にモニュメントとして保存されている。




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