つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

映画「エクレール・お菓子放浪記」を鑑賞

2011年05月22日 | 芸能
           石巻市の日和山で撮影された感動的な「のど自慢大会」のシーン

誕生日を記念して、テアトル新宿で公開された映画「エクレール・お菓子放浪記」を鑑賞した。
宮城県の石巻や登米、大崎、富谷、村田で撮影されたオールロケ作品。
今年の1月に石巻市を訪れて、日和山から市内を見渡した。北上川の中洲にある石ノ森漫画館や昔からある岡田劇場も健在であった。
それが3月11日に発生した東日本大震災により石巻市内は一変してしまった。
岡田劇場も津波の被害を受けて跡形もなく流されてしまった。

トップシーンは、北上川河口のヨシが群生するシーンが撮影された。そのヨシ原も津波の影響で今はなく、映像で見るだけとなってしまった。渡し舟の船頭役で出演したエキストラの人もこの震災で亡くなったそうだ。
岡田劇場も映画館の内部や旅回り一座が上演するシーンの撮影が行われた。エキストラも石巻の市民が協力している。
ラストシーンは、戦中、戦後を生き抜いてきたアキオ少年が感化院の優しい教員・陽子先生から教わった「お菓子と娘」をのど自慢大会で唄う感動のシーンであった。この撮影は石巻の日和山で撮影され、のど自慢の観衆は石巻のエキストラに人が多く出演していた。

映画の撮影された石巻や北上川の映像は残ったが、多くの場所は津波に呑み込まれてしまった。
宮城県での最初の公開は岡田劇場で行う予定であったこの映画もかなうことができなかった。
東日本大震災による被災地の早い復旧復興して、当地での映画公開を祈念している。

(5月22日記)

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