ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.10.4 夢と潜在意識

2010-10-04 19:58:12 | 日記
 またまたこんな大層な題名をつけて、フロイトの夢判断などを語るつもりは全くないのだが、奇妙な夢をみた。

 夫が禁煙を開始して1週間。今は禁煙パッチでニコチンがしっかり体に吸収されているからニコチン中毒症状は当然出ていないのだが、とにかく手持無沙汰、なのだそうだ。仕事をしていて考えるタイミングがないのが良くないらしい。私に言わせればいくらでもその場で考えられそうだけれど。「席を立つ」という行為が必要なのだという。確かに喫煙者を見ていると非喫煙者に比べ、当然喫煙のために席をよく立つ。それで効率が上がっているならいいのだろうけれど。それにしてもうら若い女性が煙草を吸っているのを見ると、お節介おばさんとしては(百害あって一利なし、辞めればいいのに、決して格好良く見えたりしないのに)と思わざるを得ない。
 また、考えるために席を立つことが必要なら、ちょっとお茶を買いに行くとか、お手洗いでふと、ということもあるだろうし。キャンディやガムを口に入れるとか体をまわしてみるとかすればよいのに、と私などは思うのだが、それではだめらしい。中毒なのだから仕方がないものなのか。
 家でも夫は禁煙パイポを持ちつつ、いつもは煙草を吸っていたベランダになすすべもなく出て、ぼーっとしている。

 そんなことが伏線での夢だろうか。
 我が家の決して広くないリビングに、私も知っている夫の友人が十数人も、なぜか雑魚寝状態(?!)で折り重なって煙草を吸っている。ドアを開けるとそこは紫の煙状態。煙でむせまくって、あり得ない!と夢の中の私は怒り狂うのだが・・・。夢なのか現実なのか、良く分からず夢の中で悔し泣き。それで、寝ている夫を怒鳴りちらしたようだ。夫は何を怒られているのか、と唖然状態。
 その後、夢の続きは見なかったけれど、今度は突然、私は川べりの病室にいて、顔は拝見したことがあるが名前が出てこない(これも立派な老化現象であろうか。)ある綺麗な女性患者の付添をしている。こちらもあり得ない話だ。夫には「それってあなたの一番苦手な仕事なんじゃないか」とまで言われた。
 確かに今通院している病院の向かいには小さな川が流れているけれど、夢の中の川はもっとずっと大きくて船が見えたりしていた。リバーサイドの病院・・・。何とも寝ざめの悪い朝だった。

 どういう潜在意識からこんな夢を見るのやら。
 とにかく夫の禁煙には何度も肩透かしを食わされている、それでもなんとか今度こそ頑張ってほしい、そう思っていたのにまたもや・・・という落胆を恐れての第一の夢、また入院するのでは・・・、ただし自分は病人ではありたくない、ということで第二の夢なのかどうか。

 いずれにしても、なんとか今回は成功してほしい夫の禁煙(パッチを貼り終わった後に手持無沙汰感が払拭されているかどうかが問題だそうだ。前回のトライでもこれを貼らなくなった後、やはりニコチン切れと手持無沙汰感から吸ってしまった、と白状しているので)と、当分病人として入院するのは勘弁、が嘘偽りない素直な気持ちである。

 今日の新聞(朝日新聞・社説)によれば副流煙が原因でなくなる方は6800人、交通事故死より多いのだそうだ。
(以下抜粋)
 本人の喫煙が原因で肺がんなどの病気で亡くなる人は、1年に13万人以上にのぼる。 それとは別に、他人の煙を吸わされる受動喫煙の被害について厚生労働省の研究班が先月、推計を発表した。 因果関係がはっきりしている肺がんと虚血性心疾患だけでも、毎年6800人が亡くなっているようだ。 昨年5千人を切った交通事故の死者をはるかに上回る人が、他人の喫煙のせいで死んでいることになる。 (以下略)

 喫煙者ご本人が納得の上、病気になってもよいからと吸うのはもう致し方ないけれど、周りまで巻き込んではやはりまずいだろう。

 今朝、出勤すると隣の席の人材派遣の方に「髪型変えましたね。」と言われた。さらりと「ようやくかつらを取ったので・・・」と言えればよかったのだけれど、結局へらへらして言えずじまい・・・。まだまだだな、と思う。
 学内を歩いていて、金木犀の香りに立ち止まった。金木犀の香りがすると、ああ10月だと実感する。ちょうど高校時代、体育祭が終わって、さあこれからはちゃんと勉強しなくては・・・というタイミングでこの香りを感じて以来、もう30年以上が経つわけだ。

 あれほど暑かった今年の夏も、いつの間にか本当に過去のもの。あれだけアイス!アイス!!と冷凍庫を漁っていた息子も、めっきり冷凍庫に手を出さなくなっている。
 早くも木々は色づき始めた。今年は紅葉が美しいとのこと。楽しみな秋である。

コメント
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