末期がんと言われたように感じただけであっという間にあたふたして落ち込み、まだまだ悟りの境地には入っていない情けない私だ。
先日あけぼの会の全国大会では、私のブログを読んでくださった事務局Tさんを初め何人かの方に「Ⅳ期=末期がんではない」とフォローして頂いた。本当に感謝、である。
それでも順当にいけば(健康体である夫と息子の平均寿命を考えれば)家族の中で一番先に「お先に失礼・・・、良い場所とって待っているから、なるべくゆっくり来るようにね~」とでも言いおいていかなければならない状況にあることは、ぼんやりとわかっている。
けれど、「余命1カ月の花嫁」の長島千恵さんが遺した言葉通り、人間は生身だから「みなさんに、明日があることは奇跡です」だとしたら、そうそう自分だけが特別席(?)と、安穏としてはいられない。
一日でも長く元気で生きていたいし、家族にもそうあってほしいと思うのは間違いないことだけれど、「お先に失礼」と言える方が実際のところ、気楽なのではないか、と思う。
もちろん闘病は決して楽なものではない。痛みやら浮腫みやらもろもろの体調不良をなんとかだましだましやり過ごしつつ、とにかくエンドレスの治療を続けていくのだから。
ただ、それをもってしても遺される方が辛い、ということは十分わかっている。夫や息子を私が見送る、ということをちょっと想像するだけで耐えがたいものがある。いきなり免疫力が下がって治療放棄に向かってしまうことだって十分ありうると思う。
レベルが違う問題、といえばそうだけれど、職場の異動だって残留組の方がよほど大変だ。異動して居なくなってしまう本人は引き継ぎが終われば「あとはヨロシク~」で済むけれど、後に残された方は自分の仕事をしつつ、もしかしたらうんと残っているかもしれない残務整理をこなし、かつ後任の面倒をみざるをえなくなるのだから。
せっかく癌という時間に余裕のある(?)病気になったのだから、なるべくきちんと準備をして、“立つ鳥跡を濁さず”といきたいものだけれど、日々に追われてなかなか整理ができないのは哀しいかな、事実。
目先のことにばかり目が行き、あれもしたい、これもしたい、で重たいことを先送りにしていられるうちが本当は幸せなのかもしれない。
夫の知人で現在初発乳がん闘病中の方がいる。フルコースの治療を実にパワフルに頑張っていらっしゃることを漏れ聞き、本当に頭が下がる思いだ。なんといっても私と違って退院後はまったく仕事をお休みせず、強力な化学療法もクリアされたのだから。それでも、支えるご主人のストレスは相当だったようで、帯状疱疹になってしまわれた、とのこと。
本当に家族は第二の患者なのだと思う。
私も2人しかいない家族をちゃんとケアしなければ・・・、と思いを新たにする。
明日はまた早朝開始の都心での会議なので、軟弱にもまた前泊予定だ。後期の授業が始まった関係で、今後、月1回のこの会議の開始時間は年明けまで変わらないから毎月前泊のペースになるだろう。今朝はお弁当作りと2人の夕食の準備まで済ませた。
そんなわけで今週は水曜日の通院を木曜日に変更して頂いている。
先日あけぼの会の全国大会では、私のブログを読んでくださった事務局Tさんを初め何人かの方に「Ⅳ期=末期がんではない」とフォローして頂いた。本当に感謝、である。
それでも順当にいけば(健康体である夫と息子の平均寿命を考えれば)家族の中で一番先に「お先に失礼・・・、良い場所とって待っているから、なるべくゆっくり来るようにね~」とでも言いおいていかなければならない状況にあることは、ぼんやりとわかっている。
けれど、「余命1カ月の花嫁」の長島千恵さんが遺した言葉通り、人間は生身だから「みなさんに、明日があることは奇跡です」だとしたら、そうそう自分だけが特別席(?)と、安穏としてはいられない。
一日でも長く元気で生きていたいし、家族にもそうあってほしいと思うのは間違いないことだけれど、「お先に失礼」と言える方が実際のところ、気楽なのではないか、と思う。
もちろん闘病は決して楽なものではない。痛みやら浮腫みやらもろもろの体調不良をなんとかだましだましやり過ごしつつ、とにかくエンドレスの治療を続けていくのだから。
ただ、それをもってしても遺される方が辛い、ということは十分わかっている。夫や息子を私が見送る、ということをちょっと想像するだけで耐えがたいものがある。いきなり免疫力が下がって治療放棄に向かってしまうことだって十分ありうると思う。
レベルが違う問題、といえばそうだけれど、職場の異動だって残留組の方がよほど大変だ。異動して居なくなってしまう本人は引き継ぎが終われば「あとはヨロシク~」で済むけれど、後に残された方は自分の仕事をしつつ、もしかしたらうんと残っているかもしれない残務整理をこなし、かつ後任の面倒をみざるをえなくなるのだから。
せっかく癌という時間に余裕のある(?)病気になったのだから、なるべくきちんと準備をして、“立つ鳥跡を濁さず”といきたいものだけれど、日々に追われてなかなか整理ができないのは哀しいかな、事実。
目先のことにばかり目が行き、あれもしたい、これもしたい、で重たいことを先送りにしていられるうちが本当は幸せなのかもしれない。
夫の知人で現在初発乳がん闘病中の方がいる。フルコースの治療を実にパワフルに頑張っていらっしゃることを漏れ聞き、本当に頭が下がる思いだ。なんといっても私と違って退院後はまったく仕事をお休みせず、強力な化学療法もクリアされたのだから。それでも、支えるご主人のストレスは相当だったようで、帯状疱疹になってしまわれた、とのこと。
本当に家族は第二の患者なのだと思う。
私も2人しかいない家族をちゃんとケアしなければ・・・、と思いを新たにする。
明日はまた早朝開始の都心での会議なので、軟弱にもまた前泊予定だ。後期の授業が始まった関係で、今後、月1回のこの会議の開始時間は年明けまで変わらないから毎月前泊のペースになるだろう。今朝はお弁当作りと2人の夕食の準備まで済ませた。
そんなわけで今週は水曜日の通院を木曜日に変更して頂いている。