2013年2月、第10回を最後にRuban Rose主催「素敵にアロマテラピー」講習会は、会のスタッフの方たちの充電期間のため、休止となっていた。
その後、昨年2年ぶりに再開され、7月、9月11月と3回あったのだが、残念ながら日程が合わず参加が叶わなかった。
今日は3年ぶりに満を持して(!)参加させて頂いた。今回はとても盛り沢山の内容だ。「冬から春にかけて身体のバランスが乱れ体調を崩しやすくなるので気分も不安定になりがちです。そんな時、自律神経のバランスや免疫力をアップする精油を用いてルームスプレーや芳香剤作りをいたします。アロマの簡単な知識や自律神経のバランスのとり方、免疫をアップするための日常生活の方法をお伝えしようと思います。
また今回は、順天堂大学腫瘍・病理学講座教授で“がん哲学外来”でもおなじみの樋野先生にお話をして頂きます。おしゃべりの時間を多く持ち、ランチをご用意いたします。乳がんのサバイバーさんでパン教室をしている先生に作って頂きます。」とのこと。
朝からワクワクした気分で、足取りも軽く家を出た。夫も今日は10年ぶりに会うお友達とランチとのこと。講習会会場は3年前に5回連続で通った懐かしい場所だ。MさんやIさんなど、天に召されてしまった方とご一緒した会場でもあり、ちょっと胸が苦しくなったりもする。エレベーターを降りて最上階の会場に入ると、今日は会議室とアロマクラフトを行う部屋がぶち抜きになっており、既に沢山の方たちが席についておられた。
代表のIさんにご挨拶すると、どうぞ前の方にと言われ、Iさんがパワーポイントでお話するお隣に座らせて頂く。
司会のTさんとIさんからのご挨拶の後、Iさんから簡単なアロマテラピーの講義があった。お馴染みのウエルカムティー“女王様のハーブティ”を頂き、懐かしい気持ちで一杯になる。会議室の大きなテーブルからクラフトを行う4人掛けテーブルに移動する。以前、Iさんのご自宅に伺った時にご一緒したお2人の方から声をかけて頂く。
テーブルでは、3年前の講習会にも遠方から母娘で参加されていた方とご一緒になる。当時はお母様が病を得て日が浅く、落ち込んだご様子だったが、アロマの力でとても元気になっておられて良かった、と思う。
1つめのクラフトは手づくりルームスプレー。スプレー容器に精油6滴、精製水とアルコールが苦手の方でも大丈夫という“お豆の力”(大豆を中心に米、麦など穀物エキスを主成分とした抗菌消臭剤)を入れ、軽く振り混ぜれば出来上がり。ラベルを容器に貼ればオリジナルのスプレーが完成だ。
精油はZEN(平和で穏やかな日々を過ごせる香りで心の深~いところを癒しますというオレンジ・スィート、リトセア、アトラスシダー、マンダリンのブレンド)がとても気に入ったので、こちらを4滴、イミュノプラス(パワーアップ チアアップの香りで自分らしさを取り戻す香りですというパイン、スィートオレンジ、ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・スミティー、シナモスマ・フラグランス、ホーウッド、アルベンシスミント)も捨てがたかったので、こちらを2滴入れて作成。とてもいい香りに癒される。今夜から寝室にシュッと一吹きして休もう、と思う。
つづいてルームフレグランスづくり。可愛らしい容器に入った保冷剤に精油を20滴入れて良~く混ぜ合わせるだけ。こちらもZENを10滴とメインに使い、香りを持続させる力があるというパチュリを1滴、優れた抗菌作用があり免疫力アップのティートゥリーを5滴、そして薔薇の香りに癒されようとパロマローザとゼラニウムエジプトをそれぞれ2滴ずつ入れてブレンドしてみた。
うーん、これもまた素敵な香りだ。ラベルシールを容器に貼って、用意されていた可愛らしいリボンでラッピングしたら自分用のお洒落なプレゼントになった。
クラフト作りの次はお待ちかねのランチタイム。再びテーブルに戻ると、旬のグリーンサラダ、カブとカリフラワーのポタージュスープ、カレーハムロール、ダブルクリームのコルネが可愛らしいコップやお皿に盛り付けられている。少し早めに樋野先生がお見えになってお隣の席に座られ、ちょっと緊張してしまう。
新玉ねぎのドレッシングもとても美味で、皆でレシピを伺う。食事が終わったところで30人弱の参加者が一言ずつ自己紹介。手術が終わって間もない方、ようやく放射線治療が終わった方、経過観察中の検診待ちの方、さらに11年目、15年目に再発が判り現在治療中の方など、私も含めて数名の再発患者さんが元気に参加しておられた。
ランチの後は、本日のスペシャルゲスト・樋野興夫先生の講演が40分弱。資料として最新号の週刊誌記事のコピーが配布されていたが、“がん患者を癒す「哲学と「対話」とい記事のテーマのとおり、樋野先生は本当に癒し系。穏やかなお声でジョークを交えてお話されるのを伺っているだけでなんとなく笑顔になってくる。根っからのヒーラーでいらっしゃるのだと感じる。
先生のおっしゃるとおり、がんという病気はかつての怖い病気から共存できる病気になっている。また、病理の先生らしく、生まれつきの“顔立ち”は変えられなくとも心の持ちようで“顔つき”は今この瞬間から変えられるというフレーズが印象に残った。病気であっても病人にはならないことが大切で、“心配するのは1日1時間でいい”-というのは新しく上梓された新潮新書「癌哲学外来へようこそ」の帯の言葉だ。
講演終了後には新書の中表紙にサインをして頂くことが出来て、ミーハーの私としてはとても嬉しい。先生やIさんとツーショットの記念写真も撮って頂き、幸せな3時間だった。いつものようにオリジナルのリラックス、免疫力アップ、スリーピング、女王様の4種類のハーブティを購入。更にランチで頂いた手づくりパンや脳外科医のS先生がご愛飲というにんにく油もゲットし、大満足。
細々とした不調はあるものの、まだまだフルタイムで仕事を続けながら、こうして都心まで出向いて楽しいイベントに参加し、美味しいものに舌鼓を打つことが出来ることに改めて感謝である。今日も何人かの方にブログを読んでいます、と声をかけて頂いた。有難いことである。
お世話になったスタッフの方々、楽しいひと時をご一緒させて頂いた方々、今日は素敵な時間をどうもありがとうございました。
帰路は月1回のお愉しみ、Wさんのサロンへマッサージに立ち寄った。喋りたいだけ喋った後は、またもいつの間にかスヤスヤ。名前を呼ばれて「あ、もう終わってしまったのですね・・・」というくらいリラックス。心も身体も癒され満ち足りた幸せな土曜日だった。
その後、昨年2年ぶりに再開され、7月、9月11月と3回あったのだが、残念ながら日程が合わず参加が叶わなかった。
今日は3年ぶりに満を持して(!)参加させて頂いた。今回はとても盛り沢山の内容だ。「冬から春にかけて身体のバランスが乱れ体調を崩しやすくなるので気分も不安定になりがちです。そんな時、自律神経のバランスや免疫力をアップする精油を用いてルームスプレーや芳香剤作りをいたします。アロマの簡単な知識や自律神経のバランスのとり方、免疫をアップするための日常生活の方法をお伝えしようと思います。
また今回は、順天堂大学腫瘍・病理学講座教授で“がん哲学外来”でもおなじみの樋野先生にお話をして頂きます。おしゃべりの時間を多く持ち、ランチをご用意いたします。乳がんのサバイバーさんでパン教室をしている先生に作って頂きます。」とのこと。
朝からワクワクした気分で、足取りも軽く家を出た。夫も今日は10年ぶりに会うお友達とランチとのこと。講習会会場は3年前に5回連続で通った懐かしい場所だ。MさんやIさんなど、天に召されてしまった方とご一緒した会場でもあり、ちょっと胸が苦しくなったりもする。エレベーターを降りて最上階の会場に入ると、今日は会議室とアロマクラフトを行う部屋がぶち抜きになっており、既に沢山の方たちが席についておられた。
代表のIさんにご挨拶すると、どうぞ前の方にと言われ、Iさんがパワーポイントでお話するお隣に座らせて頂く。
司会のTさんとIさんからのご挨拶の後、Iさんから簡単なアロマテラピーの講義があった。お馴染みのウエルカムティー“女王様のハーブティ”を頂き、懐かしい気持ちで一杯になる。会議室の大きなテーブルからクラフトを行う4人掛けテーブルに移動する。以前、Iさんのご自宅に伺った時にご一緒したお2人の方から声をかけて頂く。
テーブルでは、3年前の講習会にも遠方から母娘で参加されていた方とご一緒になる。当時はお母様が病を得て日が浅く、落ち込んだご様子だったが、アロマの力でとても元気になっておられて良かった、と思う。
1つめのクラフトは手づくりルームスプレー。スプレー容器に精油6滴、精製水とアルコールが苦手の方でも大丈夫という“お豆の力”(大豆を中心に米、麦など穀物エキスを主成分とした抗菌消臭剤)を入れ、軽く振り混ぜれば出来上がり。ラベルを容器に貼ればオリジナルのスプレーが完成だ。
精油はZEN(平和で穏やかな日々を過ごせる香りで心の深~いところを癒しますというオレンジ・スィート、リトセア、アトラスシダー、マンダリンのブレンド)がとても気に入ったので、こちらを4滴、イミュノプラス(パワーアップ チアアップの香りで自分らしさを取り戻す香りですというパイン、スィートオレンジ、ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・スミティー、シナモスマ・フラグランス、ホーウッド、アルベンシスミント)も捨てがたかったので、こちらを2滴入れて作成。とてもいい香りに癒される。今夜から寝室にシュッと一吹きして休もう、と思う。
つづいてルームフレグランスづくり。可愛らしい容器に入った保冷剤に精油を20滴入れて良~く混ぜ合わせるだけ。こちらもZENを10滴とメインに使い、香りを持続させる力があるというパチュリを1滴、優れた抗菌作用があり免疫力アップのティートゥリーを5滴、そして薔薇の香りに癒されようとパロマローザとゼラニウムエジプトをそれぞれ2滴ずつ入れてブレンドしてみた。
うーん、これもまた素敵な香りだ。ラベルシールを容器に貼って、用意されていた可愛らしいリボンでラッピングしたら自分用のお洒落なプレゼントになった。
クラフト作りの次はお待ちかねのランチタイム。再びテーブルに戻ると、旬のグリーンサラダ、カブとカリフラワーのポタージュスープ、カレーハムロール、ダブルクリームのコルネが可愛らしいコップやお皿に盛り付けられている。少し早めに樋野先生がお見えになってお隣の席に座られ、ちょっと緊張してしまう。
新玉ねぎのドレッシングもとても美味で、皆でレシピを伺う。食事が終わったところで30人弱の参加者が一言ずつ自己紹介。手術が終わって間もない方、ようやく放射線治療が終わった方、経過観察中の検診待ちの方、さらに11年目、15年目に再発が判り現在治療中の方など、私も含めて数名の再発患者さんが元気に参加しておられた。
ランチの後は、本日のスペシャルゲスト・樋野興夫先生の講演が40分弱。資料として最新号の週刊誌記事のコピーが配布されていたが、“がん患者を癒す「哲学と「対話」とい記事のテーマのとおり、樋野先生は本当に癒し系。穏やかなお声でジョークを交えてお話されるのを伺っているだけでなんとなく笑顔になってくる。根っからのヒーラーでいらっしゃるのだと感じる。
先生のおっしゃるとおり、がんという病気はかつての怖い病気から共存できる病気になっている。また、病理の先生らしく、生まれつきの“顔立ち”は変えられなくとも心の持ちようで“顔つき”は今この瞬間から変えられるというフレーズが印象に残った。病気であっても病人にはならないことが大切で、“心配するのは1日1時間でいい”-というのは新しく上梓された新潮新書「癌哲学外来へようこそ」の帯の言葉だ。
講演終了後には新書の中表紙にサインをして頂くことが出来て、ミーハーの私としてはとても嬉しい。先生やIさんとツーショットの記念写真も撮って頂き、幸せな3時間だった。いつものようにオリジナルのリラックス、免疫力アップ、スリーピング、女王様の4種類のハーブティを購入。更にランチで頂いた手づくりパンや脳外科医のS先生がご愛飲というにんにく油もゲットし、大満足。
細々とした不調はあるものの、まだまだフルタイムで仕事を続けながら、こうして都心まで出向いて楽しいイベントに参加し、美味しいものに舌鼓を打つことが出来ることに改めて感謝である。今日も何人かの方にブログを読んでいます、と声をかけて頂いた。有難いことである。
お世話になったスタッフの方々、楽しいひと時をご一緒させて頂いた方々、今日は素敵な時間をどうもありがとうございました。
帰路は月1回のお愉しみ、Wさんのサロンへマッサージに立ち寄った。喋りたいだけ喋った後は、またもいつの間にかスヤスヤ。名前を呼ばれて「あ、もう終わってしまったのですね・・・」というくらいリラックス。心も身体も癒され満ち足りた幸せな土曜日だった。