8月最初の出勤日。
さすがに”梅雨明け十日”というとおり、朝からいいお天気が広がった。最高気温の予報はこの1週間ずっと30度超え。どんどん高くなっていくようだ。
暑がりの夫は、朝から昨夏買い求めた目玉親父のような形の送風機を全開にしている。本当は空調を入れたいところなのだろうけれど、家を出ればどこもギンギンに冷えていそうだから、せめて家の中では窓を開け放して送風機止まりにしてもらっている。
それでも風にずっと当たっていると結構涼しい。足元を冷やされていると、どよーんと浮腫んでくるような感じ。私は早くも足を向かいの椅子の上に載せて投げ出すという、極めてお行儀の悪い姿勢をとっている。
まだ身体が暑さに慣れていない中、ひんやり清涼マスクでもやはり息苦しさには変わりない。少しでも緩和されるように、とミントのスプレーをシュッシュッ。とはいえ、久しぶりに広がった青空に夏の雲、太陽が出るのはやはり嬉しいし、気持ちが明るくなる。蝉たちはここぞとばかり、鳴き声でその存在を示している。賑やかだ。
出勤途中、構内で久しぶりに学生たちの姿を複数見た。大学で学生の姿を見るのが新鮮だなんて、本当に今はとんでもない事態なのだ、と改めて思う。そう、今週は対面試験ウィークなのだ。
大半はオンライン試験なのだけれど、どうしてもオンラインでは実施が出来ない科目については、学生たちの意向を確認したうえで、十分ソーシャルディスタンスが取れる教室で対面試験になっている。皆、マスクをして黙々と大きな教室に吸い込まれていく。
昼休み。食事のため外に出ると、午前中の試験が終わったと見えて、少しリラックスした感じで門を出ていく学生たちの姿を見た。マスクはしているけれど、楽しそうにお喋りに花が咲いている。新年度になってもオンライン授業で、ずっとリアルに会えなかったわけだから、それはそれは嬉しいことだろう。
けれど、カフェで軽食を摂っていたら、女子学生と思しき4人組がマスクを外して食事中。食事はそっちのけでお喋りに夢中になっていた。久しぶりの再会、試験の話をしながらも積もる話が止まらないのだろう。挙句、飲み物の回し飲みまでしていた。
うーん、これはちょっと心配だ。これでは万一誰かが無症状の陽性者だった場合、感染が広がってしまっても不思議ないではないか。ちょっと怖くなった。お店の人も、お喋りはマスクをしてから・・・とは思っても、わざわざ言いに行くことはなかなか出来ないだろう。今話題のレインボーマーク感染拡大防止中のステッカーは貼ってあったけれど・・・。
明日は在宅勤務。そして明後日は通院日、エンハーツ2クール目である。痛みもお腹もとりあえず落ち着いてくれている。先週の採血が特に問題なかったので、明後日いきなり投与出来ないようなことにはならないだろう。有難いことである。
願わくば、初回よりも少しでも副作用がマイルドになってくれると良いのだけれど・・・。