ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.7.24 3年ぶりの合唱練習に“ちむどんどん”

2022-07-24 21:27:24 | 合唱
 昨日は、今日の練習を見込んで、ブログアップの後は早々に入浴してベッドに入った。
 いつもの時間に目覚ましが鳴ったのを消して、日曜日仕様のスマホアラームが鳴るまで二度寝。やはり昨日までの旅疲れか、これまた消して眠ってしまったようで、夫が起こしに来た。
 慌てて起き出して、満杯の洗濯機を廻す。
 
 遅い朝食を済ませ、出来上がった洗濯物を干す。夫がクリーニング屋さんに出かけた後、私は旅行中に配達された新聞をざっと読んでから生協の注文書を書く。
 そして、今日からの合唱練習のために購入した楽譜を見ながらYouTubeを聴いて譜読み。泥縄式というか、一夜漬けにもならないトホホな状況である。

 夫が帰宅し、身支度をして出かける。都心の練習場に出向くのは3年前の10月、同じ校友会音楽祭の練習以来のことだ。
 行きの電車内では楽譜を広げて曲の予習。まだ口パクまでには至らず、曲の感じを掴むに留まった。悠長に昼食を摂っている時間がなく、炎天下の中、練習場までてくてくと歩く。暑い。今日も33℃の予報だ。

 懐かしい練習場に入ると、幹事のSさんが受付に。会費をお支払いして出席簿に名前を記入する。
 5期上のN先輩が、皆の汗が退くまで練習開始を待っておられる。ぱっと見渡すと、指揮者のN先輩を含め男性が5名、伴奏者を含めて女性が6名。ソプラノ以外はベース、テナー、アルトそれぞれ2名ずつだ。
 皆マスク姿で「またよろしくお願いいたします」と会釈をして席に着く。

 まずは準備体操から。ヨガのストレッチに通じる動きも多い。続いて発声練習。マスクをしたままで一体どのくらい声が出るものやら、しかも3年ぶり・・・ということでちょっと恐々だったけれど、唄ってみれば坂道や階段を歩くよりはずっと苦しくなく、文字通り案ずるより産むがやすし、の杞憂だった。

 今回のプログラムは、木島始作詞、信長貴富作曲、混声合唱とピアノのための「初心のうた」より、1初心のうた、5泉のうた、JOHN RUTTER作詞作曲・ヘルビック貴子訳「永遠の花」の3曲だ。
 今日は「初心のうた」の2曲を3時間。信長貴富先生の思いがこもった名曲であり、極めて多くの合唱団(2年前の定演で現役が歌っている)が演奏している、今だからこそ歌いたい曲とのこと。近い将来には、ぜひ全曲演奏したいということらしい。

 初回の練習はソプラノが少なかったとのことだったが、今日は途中から参加する先輩や後輩もいて、総勢7名になった。他のパートが2名ずつなのに、なんと心強いことか。
 そして、一番若いのは最後に入ってきた70期の社会人3年生!(ちなみに私は35期で、70期というと息子より年下である。ちょっとクラクラする。)今日のメンバーの中で唯一の後輩で、それ以外女性は1期上、2期上が多く、もっと上の方たちもお二人。
 男性は1期上、3期上、もう少し上、といった感じ。今日から参加したのは私も含め、ソプラノ3名、アルト1名で、一人ずつ自己紹介を、と言われご挨拶した。上は13期から下は70期まで、なんと60歳近くの年齢幅である。
 
 練習開始から1時間ほど「初心のうた」を歌った後は、休憩と換気タイム。少し遅れていらした2期上のソプラノのA先輩ともリアルにお目にかかるのは3年前の校友会音楽祭以来のこと。Y先輩からツーショットで写真を撮って頂いた。先輩との2人の写真は初めてかも。嬉しい。
 そして後半は「泉のうた」を1時間半ほど丁寧に見て頂く。その間にももう1回換気タイムがあった。

 音の動きが難しい部分もあるけれど、ハーモニーが計算しつくされていて、とても美しい。指導によりだんだん曲らしくなってくると、肌がぞわっとする。朝ドラではないけれど、ちむどんどんする。楽しい。身体中の細胞がウキウキしてプチプチはじけているような感じがする。
 前半の体操と発声は立ったままだし、最後は立って通しで歌ったけれど、リタイアせずに3時間無事に参加することが出来て、とても嬉しかった。

 次回の練習は2週間後だ。お盆の最中だけれど、治療から10日以上経っているので、参加する予定だ。既に前回の練習をお休みしているし、9月、10月の初めも治療後の体調不良が見込まれ、欠席予定だから、あとは全部出席しても8分の5。これ以上休んではいられない。

 帰り道は途中からA先輩と最寄り駅までご一緒し、私鉄の乗り換え駅までは2期上のアルトの先輩方とご一緒してお喋りを聴きながら帰ってきた。

 帰路はライナーを予約していたので、時間調整のため少しだけ百貨店をウインドウショッピング。結局、お昼抜きになってしまったので、お腹はぺこぺこ。ライナーに乗ってから休み時間にこっそり食べようと持っていたおやつをお腹に入れて、楽譜を見ながら復習して帰宅した。

 待ちに待った3年ぶりの合唱練習を満喫した。懐かしいハーモニーの中に身を委ね、少し興奮気味だけれど、心地よく疲れている。
 飛蚊症のような症状については相変わらず。気にすると結構気になる。遠くを見て目を動かさないとそれほどでもないのだけれど。加齢現象であるのは間違いないのだろう。
 洗濯物畳みも夕飯の支度も夫が引き受けてくれて、有難い。

 母にDuo通話でご機嫌伺い。「朝、起きようとしたらちょっと眩暈がした(89年生きてきて初めてだそうだ、逆にすごい。)けれど、大丈夫だった。念のため一日涼しい中で静かに過ごした。」とのこと。昨日庭仕事を頑張りすぎたようだ。私の飛蚊症の話をすると「貴女も加齢と言われるようになったのね~」と笑う。いや、娘も還暦過ぎましたから。

 明日からは新しい1週間。検診週間でもある。明日は胃の内視鏡検査からスタート、あれこれ目白押しの月末である。 
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