昨夜は荷物のパッキングを済ませ、早めに入浴して就寝。
今日から我が家はちょっと早めの夏休みである。夫は(好きな街歩きが出来る所ではないので)あまり乗り気ではなかったようだけれど、私は以前から宿泊してみたかったリゾートホテルに2泊する。
いつもより早くスマホのアラームが鳴り、ぱっちり目覚める。朝の瞑想ヨーガを済ませて朝食。身支度を済ませ、ゴミをまとめて捨て、(夫が)新しいキャリーケースを持ったらいざ出発だ。朝からちょっとお腹が緩いのが心配なのだけれど・・・。
予定通りの私鉄とJRを乗り継いで特急乗換駅まで。発車して30分ほどでSさんの瞑想ヨーガクラスに参加することになっている。今朝は車内から参加しますと予めお話しているので、背景は指定席のシートでマスク姿である。
車内Wi-Fiがかなり不安定で、トンネルを通ると接続が切れてしまい、ちょっと慌てる。まあ仕方ない。録画を送って頂いたら復習だ。今日は静かな動きを行う7月3回目のクラスだ。
まずは始まりの瞑想、オームを3回唱え、Sさんのガイドに従って今日も無事に朝が迎えられたことに感謝をしながら心静かな時間を持つ。寝ポーズがメインで橋のポーズやワニのポーズと続き(私は当然やっているつもりで画面を拝見する。)、呼吸法はとても久しぶりにシータリー。「熱を冷ます」「冷却」という意味があり、50度近く気温が上がるインドの厳しい環境で生まれたこの呼吸法には、暑くてほてった体の体温を下げる効果がある。
舌先を口から少し出し、ストローの様に細い筒状に丸めて行う。今日はバンダトラヤで喉、下腹、会陰を締める動きも。
その後は寝っ転がってシャヴァーサナもしくはそのまま座って瞑想タイム(こちらも席に着いたまま瞑想を続ける)。ゆっくりと起き上がった後のキールタンは、ゴ−ヴィンダ ナ−ラ−ヤナ ゴ−バ−ラ ナ−ラ−ヤナ(他の乗客の方たちにご迷惑がかからないごく小さな声で繰り返す。)。感想と質問タイムがあったけれど、特に声が上がらず皆さんのお顔はすっかり満足と言っている。
Sさんからは来月も同じように3回のクラスを用意しており、今日からHPで予約が出来ますという周知があった。お礼を言って退室し、早速HPをチェックして来月分のクラスを予約した。
まだ2時間ほど電車に揺れる時間が残されている。
車内のお伴は村田沙耶香さんの「生命式」(河出文庫)。コンビニ人間で芥川賞を受賞した村田さんの新刊文庫から手に取った。帯には「著者自身がセレクトした文学史上、最も危険な短編集!正常は発狂の一種 死んだ人間を食べる、新しい“葬式”の誕生!?」とある。
12篇から成るが、冒頭を飾るのが表題の「生命式」。オープニングから突然、とんでもない世界に放り込まれた感じで度肝を抜かれる。朝吹真理子さんが「『正しさ』なんて、ぜんぶ噛み砕いてしまいたい」と解説を書いておられるが、いやはや、常識とはなんだろう、とちょっと考え込んでしまった。
そうこうしている間に車窓には美しい山々が映し出されてくる。定刻通りに目的の駅に到着する。同じ車両にはもう殆ど人が残っていない。北アルプスの玄関口とあって年配の方も皆、山歩きの格好で、私達夫婦のように軽装な出で立ちの人は殆どいない。
昼食を済ませてからホテルのシャトルバスのお迎えを待つことになっていたので、さて、早めのランチである。
ここは信州、夫は「やはり蕎麦だな!」という。私はお蕎麦がイマイチなので、おうどんもOKのお店を探すことになる。急な階段だったり、間口が狭かったり、駅前ロータリーのお店はちょっと入れず、少し歩いてみる。
ホテルがあったので、レストランを覗いてみたけれどランチ営業はしていないとのこと。コロナ禍の影響なのか、なんとなく寂れた感じ。
お向かいにお蕎麦屋さんを見つける。うどんも限定10食とあり、無事ありつけた。こちらのお店もお蕎麦はなくなり次第営業終了とのこと、営業時間はあるものの余り関係ないようだ。
ホテルに電話を入れて、1時間ほど後にお迎えをお願いすると、45分後に到着する便があるとのこと。夫はエビ天おろし蕎麦を、私はカレーうどんを頂く。お出汁が効いていて美味だった。白いブラウスを着ていたので汁を飛ばさないように緊張しながら頂く。
シャトルバスには私達以外に2組。長野オリンピックで出来たジャンプ台などを見ながら(かつて息子が小さい頃に参加したバス旅行で、ここのゴンドラに乗って上まで行ったことを、夫に言われるまで忘れていた。)ほどなくしてホテルに到着。
4階の見晴らしの良いお部屋に案内された。もっと涼しいかなとジャケットやストールも持ってきたけれど、それほどでなく、とても快適な気候だ。
夕食まで大分時間があるので、早速大浴場でお風呂に浸かる。柔らかくて優しい良いお湯。つるつるすべすべの美人の湯だ。最初のうちは貸し切りだったので、内湯と露天風呂で手足を伸ばして旅の疲れを癒やせたけれど、次々に入ってこられて、早々に退散した。
外は雨が降り出したが、ひとまず私が外に居る間は雨が降らなかったので、晴れ女ということで。
さて、他にすることもないし、夕食までお昼寝でもするか・・・なんて贅沢な夏休みスタートだろう。
母にも忘れずDuo通話でご機嫌伺い。今日はデイサービスにお世話になった日で、色々お喋りしてきたのか、饒舌だった。
メインダイニングのディナーで夫がワインを、私は白ブドウのジュースでちょっと白ワインを気取り、乾杯。時間をかけて頂いた和洋折衷のフルコースは、信州産の肉や魚、夏野菜に果物がふんだんに使われたもの。クラシカルな雰囲気の中でゆったりととても愉しめた。
食休みをしたら、もう一度ゆっくりと美人の湯に浸かって眠るとしよう。
ホテルフロントの掲示板によれば、明日は降水確率10パーセント、最高気温29度、最低気温19度の予報だ。
今日から我が家はちょっと早めの夏休みである。夫は(好きな街歩きが出来る所ではないので)あまり乗り気ではなかったようだけれど、私は以前から宿泊してみたかったリゾートホテルに2泊する。
いつもより早くスマホのアラームが鳴り、ぱっちり目覚める。朝の瞑想ヨーガを済ませて朝食。身支度を済ませ、ゴミをまとめて捨て、(夫が)新しいキャリーケースを持ったらいざ出発だ。朝からちょっとお腹が緩いのが心配なのだけれど・・・。
予定通りの私鉄とJRを乗り継いで特急乗換駅まで。発車して30分ほどでSさんの瞑想ヨーガクラスに参加することになっている。今朝は車内から参加しますと予めお話しているので、背景は指定席のシートでマスク姿である。
車内Wi-Fiがかなり不安定で、トンネルを通ると接続が切れてしまい、ちょっと慌てる。まあ仕方ない。録画を送って頂いたら復習だ。今日は静かな動きを行う7月3回目のクラスだ。
まずは始まりの瞑想、オームを3回唱え、Sさんのガイドに従って今日も無事に朝が迎えられたことに感謝をしながら心静かな時間を持つ。寝ポーズがメインで橋のポーズやワニのポーズと続き(私は当然やっているつもりで画面を拝見する。)、呼吸法はとても久しぶりにシータリー。「熱を冷ます」「冷却」という意味があり、50度近く気温が上がるインドの厳しい環境で生まれたこの呼吸法には、暑くてほてった体の体温を下げる効果がある。
舌先を口から少し出し、ストローの様に細い筒状に丸めて行う。今日はバンダトラヤで喉、下腹、会陰を締める動きも。
その後は寝っ転がってシャヴァーサナもしくはそのまま座って瞑想タイム(こちらも席に着いたまま瞑想を続ける)。ゆっくりと起き上がった後のキールタンは、ゴ−ヴィンダ ナ−ラ−ヤナ ゴ−バ−ラ ナ−ラ−ヤナ(他の乗客の方たちにご迷惑がかからないごく小さな声で繰り返す。)。感想と質問タイムがあったけれど、特に声が上がらず皆さんのお顔はすっかり満足と言っている。
Sさんからは来月も同じように3回のクラスを用意しており、今日からHPで予約が出来ますという周知があった。お礼を言って退室し、早速HPをチェックして来月分のクラスを予約した。
まだ2時間ほど電車に揺れる時間が残されている。
車内のお伴は村田沙耶香さんの「生命式」(河出文庫)。コンビニ人間で芥川賞を受賞した村田さんの新刊文庫から手に取った。帯には「著者自身がセレクトした文学史上、最も危険な短編集!正常は発狂の一種 死んだ人間を食べる、新しい“葬式”の誕生!?」とある。
12篇から成るが、冒頭を飾るのが表題の「生命式」。オープニングから突然、とんでもない世界に放り込まれた感じで度肝を抜かれる。朝吹真理子さんが「『正しさ』なんて、ぜんぶ噛み砕いてしまいたい」と解説を書いておられるが、いやはや、常識とはなんだろう、とちょっと考え込んでしまった。
そうこうしている間に車窓には美しい山々が映し出されてくる。定刻通りに目的の駅に到着する。同じ車両にはもう殆ど人が残っていない。北アルプスの玄関口とあって年配の方も皆、山歩きの格好で、私達夫婦のように軽装な出で立ちの人は殆どいない。
昼食を済ませてからホテルのシャトルバスのお迎えを待つことになっていたので、さて、早めのランチである。
ここは信州、夫は「やはり蕎麦だな!」という。私はお蕎麦がイマイチなので、おうどんもOKのお店を探すことになる。急な階段だったり、間口が狭かったり、駅前ロータリーのお店はちょっと入れず、少し歩いてみる。
ホテルがあったので、レストランを覗いてみたけれどランチ営業はしていないとのこと。コロナ禍の影響なのか、なんとなく寂れた感じ。
お向かいにお蕎麦屋さんを見つける。うどんも限定10食とあり、無事ありつけた。こちらのお店もお蕎麦はなくなり次第営業終了とのこと、営業時間はあるものの余り関係ないようだ。
ホテルに電話を入れて、1時間ほど後にお迎えをお願いすると、45分後に到着する便があるとのこと。夫はエビ天おろし蕎麦を、私はカレーうどんを頂く。お出汁が効いていて美味だった。白いブラウスを着ていたので汁を飛ばさないように緊張しながら頂く。
シャトルバスには私達以外に2組。長野オリンピックで出来たジャンプ台などを見ながら(かつて息子が小さい頃に参加したバス旅行で、ここのゴンドラに乗って上まで行ったことを、夫に言われるまで忘れていた。)ほどなくしてホテルに到着。
4階の見晴らしの良いお部屋に案内された。もっと涼しいかなとジャケットやストールも持ってきたけれど、それほどでなく、とても快適な気候だ。
夕食まで大分時間があるので、早速大浴場でお風呂に浸かる。柔らかくて優しい良いお湯。つるつるすべすべの美人の湯だ。最初のうちは貸し切りだったので、内湯と露天風呂で手足を伸ばして旅の疲れを癒やせたけれど、次々に入ってこられて、早々に退散した。
外は雨が降り出したが、ひとまず私が外に居る間は雨が降らなかったので、晴れ女ということで。
さて、他にすることもないし、夕食までお昼寝でもするか・・・なんて贅沢な夏休みスタートだろう。
母にも忘れずDuo通話でご機嫌伺い。今日はデイサービスにお世話になった日で、色々お喋りしてきたのか、饒舌だった。
メインダイニングのディナーで夫がワインを、私は白ブドウのジュースでちょっと白ワインを気取り、乾杯。時間をかけて頂いた和洋折衷のフルコースは、信州産の肉や魚、夏野菜に果物がふんだんに使われたもの。クラシカルな雰囲気の中でゆったりととても愉しめた。
食休みをしたら、もう一度ゆっくりと美人の湯に浸かって眠るとしよう。
ホテルフロントの掲示板によれば、明日は降水確率10パーセント、最高気温29度、最低気温19度の予報だ。