週明け月曜日。午前中に胃の内視鏡検査を予約しているため、昨夜の夕食を最後に断食状態である。
夫は変則で出勤日。いつも通りに起きて、寝具類を洗濯機へ。青空が広がり、朝から気温が高い。良いお天気、洗濯日和である。夫を送り出し、朝ドラを視てから洗濯物を干す。
出かけるまで1時間以上あるが、水かお茶しか飲んではいけないし、やることもないので、夕食の下ごしらえをほぼ終わらせる。
旅行中に見損なっていた押川先生のYouTubeをいくつか拝聴し、そこで話題になっていた本をポチっとしたら、そろそろ出かける時間である。
検査時間の30分前に来院するようにとのことだったので、その5分前に到着して受付へ。問診票と同意書を記入するよう書類を渡され、その場で手首検温。6度3分。血圧測定は118-73、脈は94。
ほどなくして消化器内科のN先生に呼ばれ、診察室に入る。お薬手帳をお見せして、治療のことを若干お話する。
「病院が遠くて大変ですね。」とか「イメンドを飲んでいるけれど化学療法の吐き気が大変ですか。」とか「随分長いこと治療をしていてしんどいですね。」等と労ってくださる。前回の治療からほぼ3週間経っている旨お話して、「では予定通り頑張りましょう。」ということに。内視鏡検査室の前廊下で待つように言われる。
看護師さんに書類を渡し、言われた席に座って声がかかるまで待つ。ちょうど予約時間に呼ばれる。
7年前生まれて初めて人間ドックを受け、その時、人生初の胃カメラを経験した。涙と鼻水と涎でよれよれのヘロヘロ、散々だった。当時、口からより鼻からの方がまだ楽と聞いていて、出来れば鼻から・・・とお願いしたが、「女性は鼻からだと中が細くて入らない場合があり、その時は口からやり直しになるので2回辛い思いをしますよ」と言われて、結局口からを選ばされたのだった。
今回のクリニックでは経鼻のみだという。期せずして経鼻になったけれど、いきなり看護師さんから両鼻に止血止めのスプレーを噴射される。うわ!口の中に入ってきて苦い。
続いて「胃の泡を取るお薬です。飲んでください。」と言われ、塩気のある水分を紙コップで飲む。あのバリウムや発泡剤よりはずっと飲みやすいけれど、決して美味しいものではない。そこでようやく「ベッドに仰向けになりましょう。」と言われ、今度は両鼻にゼリー状の麻酔薬を入れられる。これまた喉に下がってくると、とんでもなく苦い。
右と左に細い管を入れて内部の状況を確認される。「どちらでもいけると思いますが、どちらが良かったですか。」と訊かれるも、どっちもどっちの違和感で、うーん、と答えに窮していたら、「じゃあ、もう一回」と言われ、計4回突っ込まれた。
うう、さっさとどちらか選べばよかったと思うけれど、後の祭り。結局「じゃあ左にしましょう。」と言われる。「次にカメラと同じ太さの管を入れます。」と。さすがに太いので麻酔薬が入っているとはいえ、違和感はかなりのもの。
挿入の際にはいつの間にか目を瞑ってしまっていたけれど、看護師さんからは「目を(瞑らないで)開けていましょう。何をされているかわからないよりも、前の画面に映りますので見ていると良いですよ。」と言われる。横向きになって前掛けをされる。「唾液が出たらティッシュをここに置いておきますので」と手元にティッシュボックスが置かれる。
10分ほど待つ。麻酔が効くまでの時間だったのかN先生が見える。いざ、開始だ。かつてに比べて管は細くなっているとはいえ、あの長い黒い管が鼻からお腹の奥まで入っていくかと思うと、やはり背筋がぞわっとする。もはや、まな板の上の鯉以外の何物でもないのだけれど。
「じゃあ始めます。」と先生が言うや否や、カメラ付きの黒い管がグイグイと入ってくる。カメラが写す画像をリアルに見ていると、あれが自分の中の管なのだなあ、と不思議な気分になる。
「ああ、鼻血が出ているなあ・・・」、「はい、今飲み込みましたよ。」と先生。「ここまでが食道で、ここが胃の入り口です。」と説明される。どんどん入ってグリグリ押される感じ。
「ここが胃の出口です。十二指腸に入ります。はい、ここは綺麗で問題なさそうですね。」。ヒダヒダがちょっとグロテスクである。再び胃に戻るのだが、「膨らませてよく見られるように胃に空気を入れます。」と言われたかと思うと、どんどん胃のあたりが張ってくる、破裂するのではないかと思うほど苦しくて思わず手をバタバタしそうになる。 「はい、もう少し頑張りましょう。」(いや、もう限界です・・・)と口には出せずに涙ぐんでくる。
「いくつかポリープが見えますが、これは良性で問題ありませんね。」と説明される。確かにやけどをした時に出来る水膨れのようなポツンポツンとしたものが見えた。「はい、では空気抜きます、胃がぺちゃんこになって楽になりますよ。」と。なるほど、確かに。「ちょっと荒れていますね。胃炎だな。」再び食道を通り、「こちらも問題なさそうですね。では抜きます。」で終了。
検査時間そのものは10分経ったか経たないかくらいのものだったけれど、異常に長く感じるのはこの検査の常か。お礼を言い、看護師さんから前掛けを取って頂き、ゆっくりと起き上がる。鼻血が出ているので、口の中はずっと鉄の味だ。
「鼻をかまないように、ティッシュで押さえるだけにしてください。食事は麻酔をかけてから1時間後の●時●分から、お水を飲んで、むせないことを確認してから、今日は柔らかく消化の良いものを摂ってください。」と注意がある。
悪性のものは見つからなかった模様で、組織検査もせずに済んだのでひとまずほっとした。正式な結果説明はもう一人のドクターが読影をしてから、とのことで4週間後に予約をしてきた。
今回の胃がん検診は市の補助があり、自己負担は3,000円弱。毎年通知は頂いていたが、職場検診があったので、市からのクーポンを使うのは今回が初めてだ。
受付でお支払い、次回の予約を済ませるまでたっぷり1時間ちょっとかかった。
同じビル内の階下のドラッグストアで青と赤のヨーグルトを買い、途中のATMに寄る。
どうせ家に帰ってもすぐには食事も摂れないし、まだ鼻血が出ていてマスクをしているから目立たないものの、ハンカチで押さえると沢山赤いシミをつけてしまう状態。
ならば、とやはり今日もマスクのラインあたりを動き回るオタマジャクシ状の影が気になるので、別のビル内の眼科クリニックに立ち寄ることにした。待合室を覗くと1組しかいなかったので、受付をお願いする。
7年前、初人間ドックをした折、「右網膜前膜(黄斑前膜)の疑い」と言われ、こちらのクリニックにかかった。その時はあれこれ検査をして頂き、問題なしだった。受付で久しぶりなので、と問診票を渡され、週末からの症状を書く。
ほどなくして診察室に呼ばれて、まずは問診。7年ぶりにお目にかかるK先生も少しお年を召した感じ。
先週末から左目にオタマジャクシ状とひっかいたような傷状の影が見えて鬱陶しいとお話しした。すぐに「瞳孔を開いて検査をしましょう。」となる。眼圧測定と視力測定、その後、瞳孔を開く目薬を差して20分ほど待つように言われ、待合室へ戻る。瞳孔が開くと、室内にいるとあまり気にならないが、外に出るととんでもなく眩しくなるから運転は4時間ほど出来なくなると言われたのは前回と同じ。もちろん運転はしないのだけれど。
再び検査室に入って、網膜硝子体検査。別室の機械で検査技師さんにあれこれ撮影して頂いた後は、診察室に戻って先生から説明を受ける。
右目と左目の画像を一つずつチェックする。明らかに右目には膜がかかってもやもやとしている。「黄斑前膜ですね、あまり嬉しくないね。」とのこと。右目のOCT画像で中央の窪んだ部分は無事だけれど、右にはしっかり膜が出来ている。左目はまだ膜は張っていないもののポツンポツンと膜になりそうな兆候はあるという。
診断結果は、急に視力が悪く見えにくくなったらすぐに来院のこと、そうでなければ3か月後に経過観察でよいという。
母が2017年に手術をしたが、長いこと放置をしていたこともあって、術後の注射治療も功を奏さず、視力の回復があまりなかった話をすると、それならよくご存じだと思いますが、(そのままよくなることはなく、進行するので)ある段階になったら手術が必要と言われる。まあ、急激に進まなければいいのだけれど。7年前は疑いとあり、その時は問題なかったけれど、7年の間に膜が成長してしまったということか。
「網膜剥離をしているかもしれないので、目の中にカメラを入れて全体を見ます。」と言われる。その言葉にちょっとのけぞる。麻酔の目薬を差され、機械の上に顎を載せると後頭部を看護師さんから抑えられて、いきなり目の中にグイッとレンズが入ってくる。うわっ。上を見て、前を見て、下を見て、と言われるが、あわあわしてしまう。これまた初体験である。
「ひとまず右は大丈夫そうですね。」で、続いて左である。同じように、ドンっと押されてレンズが入り、ぱちくりする暇もなく指示が飛ぶ。こちらもセーフだった。飛蚊症や黄斑前膜の症状が出るということは、明日に網膜剥離が起こっても不思議ではないというタイミングなのだそう。これは油断ならない。
飛蚊症については、加齢現象なので特に心配ないとのことだった。
お支払いは3,000円強。次回は3か月後の来院だ。こちらには1時間半ほど滞在した。瞳孔が開きっぱなしは前回も経験しているので、真夏の昼、外に出るのが怖かったが、屋内ですらお店の前のネオンが異常に明るい。外は快晴。一歩出ると、日差しが刺すようにとんでもなく眩しい。
アスファルトの横断歩道の白が反射して、まともに目を開けていられない。日傘を深く差し、ほぼ薄眼状態のまま家まで這う這うの体で帰宅した。朝家を出てから帰宅するまでに3時間半。
家に入っても電気をつけず。相変わらず鼻血は続いており、ようやく家でうがいが出来てほっとした。
お花が届いていたので、その始末をする。ピンクと赤のグラジオラスが合わせて5本、秋の訪れを思い出すリンドウが2本、姫ヒマワリとアレカヤシが1本ずつ。花言葉はそれぞれ「密会」、「憧れ」、「正義感」、「元気」だという。早速水切りをして玄関に活けた。それとは別にスプレーカーネーションとソリダスターを付けてもらったので、義父の祥月命日に仏前に備えた。
朝干して出た洗濯物はカラカラに乾いている。取り込んで畳む。
まだ鼻血が出ている。口の中が気持ち悪いので食事をする元気はない。ひとまずアイスティだけ飲んで口の中を潤す。朝から絶食状態に加え、グラスに半分ほどアイスティを飲んで出ただけなので喉は乾いている。
3時のおやつの時間にようやく冷やし茶わん蒸しとヨーグルトをお腹に入れて、朝のミヤBMとタケプロンを飲んだ。
目はしょぼしょぼするし、ぐったりしてしまって、何もする元気がない。久しぶりにソファと一体化。出かける前に夕食の支度をしておいてよかった。後はオーブンで焼くだけだ。
夫は時間通りライナーで帰宅した。お土産はシャインマスカット。
夫には多めによそってすぐに夕食を出す。概要はLINEで報告していたが、また口頭で説明。今日は眼も鼻も喉も麻酔のオンパレードだったから、食欲はイマイチだ。
食後に小玉西瓜をちょっと頂く。夫は私の何倍も食べ、最後はジュースにして一人でほぼ半玉食べていた。”今日も元気だご飯が美味い”人は素晴らしい。まあ、これは脂肪肝撃退にはあまり関係のないことを望みたい。
母にDuo通話でご機嫌伺い。今日は検査で大変だったこと、なんと母と同じ黄斑前膜だった旨報告。
ということで、午前中きつめの検査の梯子で満身創痍。
先ほど朝ポチッとした本が早くも届いた。眼が疲れるので今日は読書はやめておこう。目を触られた所為なのか夜になった所為か、なぜか飛蚊症は、あまり気にならない。このまま消えてくれるのを祈りたい。
明日も特定健診のため、朝抜きで今日と同じクリニックにお世話になることになっている。今週一杯、頑張って乗り切ろう。
夫は変則で出勤日。いつも通りに起きて、寝具類を洗濯機へ。青空が広がり、朝から気温が高い。良いお天気、洗濯日和である。夫を送り出し、朝ドラを視てから洗濯物を干す。
出かけるまで1時間以上あるが、水かお茶しか飲んではいけないし、やることもないので、夕食の下ごしらえをほぼ終わらせる。
旅行中に見損なっていた押川先生のYouTubeをいくつか拝聴し、そこで話題になっていた本をポチっとしたら、そろそろ出かける時間である。
検査時間の30分前に来院するようにとのことだったので、その5分前に到着して受付へ。問診票と同意書を記入するよう書類を渡され、その場で手首検温。6度3分。血圧測定は118-73、脈は94。
ほどなくして消化器内科のN先生に呼ばれ、診察室に入る。お薬手帳をお見せして、治療のことを若干お話する。
「病院が遠くて大変ですね。」とか「イメンドを飲んでいるけれど化学療法の吐き気が大変ですか。」とか「随分長いこと治療をしていてしんどいですね。」等と労ってくださる。前回の治療からほぼ3週間経っている旨お話して、「では予定通り頑張りましょう。」ということに。内視鏡検査室の前廊下で待つように言われる。
看護師さんに書類を渡し、言われた席に座って声がかかるまで待つ。ちょうど予約時間に呼ばれる。
7年前生まれて初めて人間ドックを受け、その時、人生初の胃カメラを経験した。涙と鼻水と涎でよれよれのヘロヘロ、散々だった。当時、口からより鼻からの方がまだ楽と聞いていて、出来れば鼻から・・・とお願いしたが、「女性は鼻からだと中が細くて入らない場合があり、その時は口からやり直しになるので2回辛い思いをしますよ」と言われて、結局口からを選ばされたのだった。
今回のクリニックでは経鼻のみだという。期せずして経鼻になったけれど、いきなり看護師さんから両鼻に止血止めのスプレーを噴射される。うわ!口の中に入ってきて苦い。
続いて「胃の泡を取るお薬です。飲んでください。」と言われ、塩気のある水分を紙コップで飲む。あのバリウムや発泡剤よりはずっと飲みやすいけれど、決して美味しいものではない。そこでようやく「ベッドに仰向けになりましょう。」と言われ、今度は両鼻にゼリー状の麻酔薬を入れられる。これまた喉に下がってくると、とんでもなく苦い。
右と左に細い管を入れて内部の状況を確認される。「どちらでもいけると思いますが、どちらが良かったですか。」と訊かれるも、どっちもどっちの違和感で、うーん、と答えに窮していたら、「じゃあ、もう一回」と言われ、計4回突っ込まれた。
うう、さっさとどちらか選べばよかったと思うけれど、後の祭り。結局「じゃあ左にしましょう。」と言われる。「次にカメラと同じ太さの管を入れます。」と。さすがに太いので麻酔薬が入っているとはいえ、違和感はかなりのもの。
挿入の際にはいつの間にか目を瞑ってしまっていたけれど、看護師さんからは「目を(瞑らないで)開けていましょう。何をされているかわからないよりも、前の画面に映りますので見ていると良いですよ。」と言われる。横向きになって前掛けをされる。「唾液が出たらティッシュをここに置いておきますので」と手元にティッシュボックスが置かれる。
10分ほど待つ。麻酔が効くまでの時間だったのかN先生が見える。いざ、開始だ。かつてに比べて管は細くなっているとはいえ、あの長い黒い管が鼻からお腹の奥まで入っていくかと思うと、やはり背筋がぞわっとする。もはや、まな板の上の鯉以外の何物でもないのだけれど。
「じゃあ始めます。」と先生が言うや否や、カメラ付きの黒い管がグイグイと入ってくる。カメラが写す画像をリアルに見ていると、あれが自分の中の管なのだなあ、と不思議な気分になる。
「ああ、鼻血が出ているなあ・・・」、「はい、今飲み込みましたよ。」と先生。「ここまでが食道で、ここが胃の入り口です。」と説明される。どんどん入ってグリグリ押される感じ。
「ここが胃の出口です。十二指腸に入ります。はい、ここは綺麗で問題なさそうですね。」。ヒダヒダがちょっとグロテスクである。再び胃に戻るのだが、「膨らませてよく見られるように胃に空気を入れます。」と言われたかと思うと、どんどん胃のあたりが張ってくる、破裂するのではないかと思うほど苦しくて思わず手をバタバタしそうになる。 「はい、もう少し頑張りましょう。」(いや、もう限界です・・・)と口には出せずに涙ぐんでくる。
「いくつかポリープが見えますが、これは良性で問題ありませんね。」と説明される。確かにやけどをした時に出来る水膨れのようなポツンポツンとしたものが見えた。「はい、では空気抜きます、胃がぺちゃんこになって楽になりますよ。」と。なるほど、確かに。「ちょっと荒れていますね。胃炎だな。」再び食道を通り、「こちらも問題なさそうですね。では抜きます。」で終了。
検査時間そのものは10分経ったか経たないかくらいのものだったけれど、異常に長く感じるのはこの検査の常か。お礼を言い、看護師さんから前掛けを取って頂き、ゆっくりと起き上がる。鼻血が出ているので、口の中はずっと鉄の味だ。
「鼻をかまないように、ティッシュで押さえるだけにしてください。食事は麻酔をかけてから1時間後の●時●分から、お水を飲んで、むせないことを確認してから、今日は柔らかく消化の良いものを摂ってください。」と注意がある。
悪性のものは見つからなかった模様で、組織検査もせずに済んだのでひとまずほっとした。正式な結果説明はもう一人のドクターが読影をしてから、とのことで4週間後に予約をしてきた。
今回の胃がん検診は市の補助があり、自己負担は3,000円弱。毎年通知は頂いていたが、職場検診があったので、市からのクーポンを使うのは今回が初めてだ。
受付でお支払い、次回の予約を済ませるまでたっぷり1時間ちょっとかかった。
同じビル内の階下のドラッグストアで青と赤のヨーグルトを買い、途中のATMに寄る。
どうせ家に帰ってもすぐには食事も摂れないし、まだ鼻血が出ていてマスクをしているから目立たないものの、ハンカチで押さえると沢山赤いシミをつけてしまう状態。
ならば、とやはり今日もマスクのラインあたりを動き回るオタマジャクシ状の影が気になるので、別のビル内の眼科クリニックに立ち寄ることにした。待合室を覗くと1組しかいなかったので、受付をお願いする。
7年前、初人間ドックをした折、「右網膜前膜(黄斑前膜)の疑い」と言われ、こちらのクリニックにかかった。その時はあれこれ検査をして頂き、問題なしだった。受付で久しぶりなので、と問診票を渡され、週末からの症状を書く。
ほどなくして診察室に呼ばれて、まずは問診。7年ぶりにお目にかかるK先生も少しお年を召した感じ。
先週末から左目にオタマジャクシ状とひっかいたような傷状の影が見えて鬱陶しいとお話しした。すぐに「瞳孔を開いて検査をしましょう。」となる。眼圧測定と視力測定、その後、瞳孔を開く目薬を差して20分ほど待つように言われ、待合室へ戻る。瞳孔が開くと、室内にいるとあまり気にならないが、外に出るととんでもなく眩しくなるから運転は4時間ほど出来なくなると言われたのは前回と同じ。もちろん運転はしないのだけれど。
再び検査室に入って、網膜硝子体検査。別室の機械で検査技師さんにあれこれ撮影して頂いた後は、診察室に戻って先生から説明を受ける。
右目と左目の画像を一つずつチェックする。明らかに右目には膜がかかってもやもやとしている。「黄斑前膜ですね、あまり嬉しくないね。」とのこと。右目のOCT画像で中央の窪んだ部分は無事だけれど、右にはしっかり膜が出来ている。左目はまだ膜は張っていないもののポツンポツンと膜になりそうな兆候はあるという。
診断結果は、急に視力が悪く見えにくくなったらすぐに来院のこと、そうでなければ3か月後に経過観察でよいという。
母が2017年に手術をしたが、長いこと放置をしていたこともあって、術後の注射治療も功を奏さず、視力の回復があまりなかった話をすると、それならよくご存じだと思いますが、(そのままよくなることはなく、進行するので)ある段階になったら手術が必要と言われる。まあ、急激に進まなければいいのだけれど。7年前は疑いとあり、その時は問題なかったけれど、7年の間に膜が成長してしまったということか。
「網膜剥離をしているかもしれないので、目の中にカメラを入れて全体を見ます。」と言われる。その言葉にちょっとのけぞる。麻酔の目薬を差され、機械の上に顎を載せると後頭部を看護師さんから抑えられて、いきなり目の中にグイッとレンズが入ってくる。うわっ。上を見て、前を見て、下を見て、と言われるが、あわあわしてしまう。これまた初体験である。
「ひとまず右は大丈夫そうですね。」で、続いて左である。同じように、ドンっと押されてレンズが入り、ぱちくりする暇もなく指示が飛ぶ。こちらもセーフだった。飛蚊症や黄斑前膜の症状が出るということは、明日に網膜剥離が起こっても不思議ではないというタイミングなのだそう。これは油断ならない。
飛蚊症については、加齢現象なので特に心配ないとのことだった。
お支払いは3,000円強。次回は3か月後の来院だ。こちらには1時間半ほど滞在した。瞳孔が開きっぱなしは前回も経験しているので、真夏の昼、外に出るのが怖かったが、屋内ですらお店の前のネオンが異常に明るい。外は快晴。一歩出ると、日差しが刺すようにとんでもなく眩しい。
アスファルトの横断歩道の白が反射して、まともに目を開けていられない。日傘を深く差し、ほぼ薄眼状態のまま家まで這う這うの体で帰宅した。朝家を出てから帰宅するまでに3時間半。
家に入っても電気をつけず。相変わらず鼻血は続いており、ようやく家でうがいが出来てほっとした。
お花が届いていたので、その始末をする。ピンクと赤のグラジオラスが合わせて5本、秋の訪れを思い出すリンドウが2本、姫ヒマワリとアレカヤシが1本ずつ。花言葉はそれぞれ「密会」、「憧れ」、「正義感」、「元気」だという。早速水切りをして玄関に活けた。それとは別にスプレーカーネーションとソリダスターを付けてもらったので、義父の祥月命日に仏前に備えた。
朝干して出た洗濯物はカラカラに乾いている。取り込んで畳む。
まだ鼻血が出ている。口の中が気持ち悪いので食事をする元気はない。ひとまずアイスティだけ飲んで口の中を潤す。朝から絶食状態に加え、グラスに半分ほどアイスティを飲んで出ただけなので喉は乾いている。
3時のおやつの時間にようやく冷やし茶わん蒸しとヨーグルトをお腹に入れて、朝のミヤBMとタケプロンを飲んだ。
目はしょぼしょぼするし、ぐったりしてしまって、何もする元気がない。久しぶりにソファと一体化。出かける前に夕食の支度をしておいてよかった。後はオーブンで焼くだけだ。
夫は時間通りライナーで帰宅した。お土産はシャインマスカット。
夫には多めによそってすぐに夕食を出す。概要はLINEで報告していたが、また口頭で説明。今日は眼も鼻も喉も麻酔のオンパレードだったから、食欲はイマイチだ。
食後に小玉西瓜をちょっと頂く。夫は私の何倍も食べ、最後はジュースにして一人でほぼ半玉食べていた。”今日も元気だご飯が美味い”人は素晴らしい。まあ、これは脂肪肝撃退にはあまり関係のないことを望みたい。
母にDuo通話でご機嫌伺い。今日は検査で大変だったこと、なんと母と同じ黄斑前膜だった旨報告。
ということで、午前中きつめの検査の梯子で満身創痍。
先ほど朝ポチッとした本が早くも届いた。眼が疲れるので今日は読書はやめておこう。目を触られた所為なのか夜になった所為か、なぜか飛蚊症は、あまり気にならない。このまま消えてくれるのを祈りたい。
明日も特定健診のため、朝抜きで今日と同じクリニックにお世話になることになっている。今週一杯、頑張って乗り切ろう。