スーパーへ買い物に行ったついでに、苗屋さんをのぞく。
玄関脇のシマトネリコの根元にヒマラヤユキノシタなんかいいなあと思って。
すると、処分品コーナーが目に留まった。どれでも3点105円とある!
まず手が伸びたのはヒペリカム〝キャンディーフレアー〟だった。
ふつうヒペリカムの実は赤だが、これは実の色が桃のような薄ピンクなのだ。
予定になかったが、植える場所は帰ってから考えることにした。
2番目はこのベンケイソウと思われる苗。
処分品にしては生き生きしているし、脇芽も伸びはじめている。
子供のころ、庭にベンケイソウがあったのを思い出す。
そのベンケイソウは葉の縁がこんなふうにギザギザではなくて
つるりと丸い葉で、色も灰緑だった。小さいピンクの花がたくさんついたが、
そのときの印象から、ずっとベンケイソウはダサいというイメージがあった。
3つ目を何にするか迷ったが、けっきょくエリカ〝ホワイトデライト〟にした。
エリカは前にも植えたことがあり、ひとつは1年以上もったけれど、
梅雨のせいか、夏の暑さのせいかわからないが、枯れてしまった。
まあ、この値段ならたとえ来春までの命だったとしてもかまわないだろう。
そうそう、目当てのヒマラヤユキノシタもあったので買ってきた。
ベンケイソウを植える場所はすぐに決まったが、エリカとヒペリカムは
まだ迷っている。枯れてもともとの処分品とはいえ、育つ見込みが
あるから買ったわけで、それなら大きくなってもいい場所に植えたいし。
宿根草を増やしていって、あまりコストのかからない庭を目指しているが、
宿根草が増えるにつれて、一年草はもちろんのこと、掘り上げたアネモネや
ラナンキュラスの球根を植える場所も少なくなってきて困っている今日このごろ。