今朝も冷え込んだが、日中は快晴で日向は暑いくらい。
その日向に置いてあった寄せ植えに水をやろうと昼過ぎに見にいったら、
シクラメンの1株の花茎がすべてくったりとしおれていた。
葉もやや元気がない。ここは午後は陰になるので油断していた。
今もう一度見てきたところ、花茎はだいたい起き上がっていたが、
花びらで回復していない部分があった。あーあ、気をつけなくては。
皆川博子の「開かせていただき光栄です」を読んだ。
日本人作者が書いた18世紀ロンドンを舞台にした小説と聞いて、
あの独特な雰囲気が日本人に描けるのかと思ったが、
意外にも読みだしたら違和感を感じなかった。
人体解剖が偏見をもって見られていたこの時代、
物語の中心となるのは解剖教室の師たる外科医と5人の弟子たち。
非合法に入手した遺体が准男爵令嬢だったことから騒動が起こり、
おまけに遺体を隠した場所からもう2体の死体が出てきてさあ大変。
そこにからんでくるのが田舎からロンドンへ出てきた天才少年詩人。
盲目の判事と、彼の目となって支える男装の姪。
キャラクターが魅力的なのはもちろん、推理が二転三転して、
これですべて解決と思ったところで、さらにもう一転。
著者が80歳を超えているとは全然思えない若々しい小説。
アメリカフヨウは花が終わって剪定してしまったのだけど、
1枚だけ残っていた葉で食いつないでいた毛虫。
残りはわずか。さあ、どうする!
