富良野の風のガーデンから清水町の十勝千年の森へ行くには、
トマムまで一般道を走り、トマムから十勝清水まで道東自動車道に乗る。
もっとも北海道の道路の多くはすいていて信号も街中以外はほとんどなく、
一般道でもすぐに70キロぐらい出てしまう。
だからナビで表示された到着予定時刻より、たいてい早く着く。
富良野・清水間もナビで目的地を入れたときは、2時間40分と出たが、
じっさいは休憩15分を入れても1時間50分で着いた。
十勝千年の森に入場したのは1時過ぎだったので、
園内を回る前にまず昼食を食べることにした。
食べたのはここで評判だというごぼ天そばだ。
とてもおいしいおそばだったが、上に載っているごぼうの天ぷらは
ちょっと多すぎて食べきれなかった。
十勝千年の森ではいま、北海道ガーデンショーが開かれている。
「恋の庭」というテーマで、公募で選ばれた8つの庭が作られていた。
でも、いわゆるガーデン・デザインというより、森を背景にした石や木材や
プラスチック製の前衛的造形という感じで、チェルシーフラワーショーのような
〝庭〟を期待していたわたしとしてはやや期待外れだった。
これは森の木々のあいだに鏡を立ててある。
そしてこれは、巨大な万華鏡の中から、森を眺める装置。
広大な敷地の中には、森あり、丘ありだが、花が咲き乱れていたのはメドウガーデンだ。
十勝の山がかなたに望めて、雄大だ。
いろいろな種類の野菜が植えられたキッチン・ガーデンも興味深かった。
ここには2時間少々いた。このあと、最初の予定では帯広市の紫竹ガーデンへ
足を延ばすつもりだった。でも、ここから1時間近くかかるうえ、
今日宿泊予定の羊牧場までまた同じ道を戻らないといけない。
戻れないことはないにしても、そうなると牧場内をゆっくり見て回れないかも。
ということで、ここからまっすぐ新得の羊牧場を目指すことにした。
「紫竹おばあちゃんの幸福の庭」という写真集を図書館で借りて
予習までしてきたのだけど、ちょっぴり残念。