お花見にいい場所は近場にもいくつもあるので、これまで地元で満足していたが、
たまには遠くへ見に行ってみようかと、吉野山のツアーに申し込んだ。
今年は暖冬だったから、早めに咲くんじゃないかと一番最初の日の5日にした。
去年は、5日には下も中も上も散っていて、奥千本だけが見ごろだったらしい。
けれど、今年は4月になって寒波が来たりして、開花情報を見ても、
いっこうに咲き進まない。同じくらい気になる天気の方は幸い晴れだったが。
今日、開花情報を見たら、下千本が昨日、中千本が今日、満開になっていた。
残念だけど、自然が相手だから、こればかりは仕方がない。
今回ははじめて電車で行くツアーにした。
最寄り駅からバスで行くツアーもあったが、バスの場合吉野山の滞在時間が
2時間だったのに対して、電車のほうは5時間もあったから。
電車は近鉄線を走るクラブツーリズム専用列車〝かぎろい〟。
赤い座席がすてき。シートの模様は桜と紅葉をちりばめた春と秋両用できる柄。
けれど、この電車、通常のダイヤの合間を縫って走るため、たびたび駅で
通過する特急列車をやりすごすので、普通に特急で行く場合に比べて
往きは30分、帰りは1時間余分にかかったのだった。
乗り換えしなくていいのは楽だが。
桜井駅からバスに乗り換え。
最初の予定では奥千本までバスで行って、歩いて下りてくるつもりだったが、
バスを降りた中千本あたりでさえ、まだあまり咲いていなかったので、
奥千本へ行くのはやめて、そこから下るだけにした。
この通り沿いには寺社がたくさん並んでいるので、花見というより寺社めぐりになった。
配られたお弁当の手鞠寿司。
スタート地点にある如意輪寺。
ここには南北朝時代の後醍醐天皇の腰掛石というのがあった。
中千本公園を横断して出たところにあるのが、竹林院。
ここは群芳園という庭園が有名とのことで、中に入ってみた。
池の畔で咲く桜の大樹は「天人乃桜」と呼ばれている。
天人乃桜を池の反対側から見たところ。
竹林院の少し下にある勝手神社から、ゴール地点の観光駐車場までの間は
歩行者天国になっていて、車を気にせず散策できる。
かなりの人出だ。
長くなったので、後半は次回に。
にほんブログ村