前にピンクの八重咲きマンデビラのことを書いたが、その値段は298円だった。
1カ月半ほどしてホームセンターへ行ったら、198円になっていたので、
今度は一重のピンクを1株買ってきた。さらに1週間後、98円になっていたので
白の一重を1株買ってきた。そして今日、もっと植えたい場所を思いついたので、
同じ値段でもう3株(ピンク2、白1)買ってきた。合計6株。
全部を鉢上げするのは無理だが、この値段なら1年草扱いでもいいだろう。
ところで、昨日の「ドリームハウス」で見た眺めのいい家。
しかし、いくら眺めがよくても西向きはちょっと……ね。
前に住んでいた家の離れは、西に大きな掃き出し窓があった。
通販生活で買った遮熱カーテンもまるで効果なし。
それで夏はずっと雨戸を閉めっぱなしにしていた。
あの番組では肝心の夏の住み心地がわからなかった。
夏が過ぎてから、ぜひ聞いてみたい気がする。
それと、デッキと一体感があるという全開口窓を見ていつも思うのだが、
あんなふうに開け放しておけるのは、蚊がいない真冬くらいだ。
屋外風呂にしたって、無防備な裸目がけて蚊が寄ってきて――。
なにかの映画でやっていたみたいに、ストローを口にくわえて
水にもぐり、虫の大群をやりすごすとか?
わたしなんか、1匹でも蚊が部屋に入りこんだら、夜もおちおち寝ていられない。
だから、開け放せばうちもデッキとリビングがつながるが、開け放したことはない。
前にキッシュを作ったときの冷凍パイシートが1枚余っていた。
半端に残ると、なかなか使い道がないものだ。
1枚だけでできるレシピを探して、紅茶のパルミエを焼いた。
アールグレイの葉がいいと書いてあったので、ちょうどうちにあった
レディグレイの葉を巻きこんだが、焼くと紅茶の葉はぱりぱりになって、
ベルガモットの香りはあまりしなかった。
お菓子に紅茶の葉が入っているので、ティーはハーブティーにした。
今日のはレモンバーム。去年、レモンバームは、日当たりがよすぎて
あまり生長しなかったので、今年の春、ラベンダーの陰に植え替えた。
今のところ去年より育ちがいい。
今年は伊勢湾台風の襲来からちょうど50年になるということで、
新聞でもしばしば台風関連の記事が掲載されている。
このまま地球温暖化が進むと、海水面の温度上昇で、
今よりはるかに巨大な台風が発生する確率が高まるという。
家を建てるなら、そういうときでも水害を受けにくい土地を選ぶことが大事で、
高台にあるうちの場合、まず水に浸かる心配はない。
だが最近、ある衝撃の事実を知った……。
以前に住んでいたのも、やはり山の斜面に造成された住宅地で、水害の心配はなかった。
ところが、そこ、おがせ池周辺は昔から「魔物の通り道」と呼ばていたというのだ。
なぜかというと、そこは東西を山に挟まれているため、南から風が吹くと、
ちょうど川幅が狭まると流れが速くなるのと同じ原理で、風速が増してしまう。
こういう場所では、瞬間最大風速がそれより手前の平野の2倍にも達することがあり、
昔から人々は、台風が近づくと、竹の先に鎌をくくりつけ、刃を南に向けて
魔よけのまじないを唱えてきたそうだが、もちろん今ではやっていない(笑)。
伊勢湾台風のときには、この地区で約800戸が全半壊した。
台風のあと、山の上から見下ろしたら、樹木がすべて北向きになぎ倒されて
風の通り道をはっきり示していたという。さいわいわたしが住んでいたあいだは、
台風が直撃したことは一度もなく、その強風を体験せずにすんだが、
山間部でもがけ崩れ以外の理由で危ない場所があるわけだ。
教訓:土地を決めるときは土地に伝わる昔話も調べよう。
昨日、デジイチ修理の見積もりがはがきで届いたので、今日、ネットで
修理のゴーサインを出した。行きつけの電器店の場合、見積もりが出ると
電話でどうするか聞いてくるが、今はこんな合理的な方式もあるんだと、
常に進歩している社会システムにちょっと感動。
それにつけても、こういう進歩した社会システムにあって、
アメリカの選挙の投票者数の数え方のいいかげんさにはびっくりした。
というのは、テレビ映画「リカウント」を見たから。
これは前の大統領選挙の折の、マイアミでの票の再計数の裏側を描いている。
その投票者数のはじき出し方ときたら――これが後進国の話ではなくて
アメリカの話だというからあきれてしまう。
こんなふうにして、ブッシュ大統領に決まったのは不幸だった。
ちなみに、ブッシュさんの地理の知識と麻生さんの漢字の知識はいい勝負だと思う。
話は変わって――すごい変わりようだ(笑)――今うちの庭で競っている花三種。
赤いヘメロカリス、ピンクのエンゼルトランペット、白いカサブランカ。
どれもすてきで、眺めていると飽きない。
うちの庭にはアップルミントとスペアミントが植えてあり、
上の写真はアップルミントのほう。スペアミントは冬も青々していて、
摘んで使うことができたが、今はアップルミントのほうが育ちがいい。
植えた場所がのびのびして広いせいもあるかもしれないが。
このミント、放っておくと背が高く伸びすぎるので、
5cmから10cmくらい摘んではお風呂に入れている。
毎日大きいボウルにいっぱい摘んでも、たちまち回復する。
というより、1本摘むと、脇芽が2本以上伸びてくるので
摘まないときよりもっと増殖する。
ミントのほかにローズマリーやラベンダーを加えることもある。
ローズマリーは香りが強いので、少しでもじゅうぶん。
湯船に浸かっていてもほんのり香りが立ち昇ってくるが、
ハーブの香りをつけたお湯で顔を洗うともっとよく香りがわかる。
これって最高のぜいたくかも。