ブログが前後するが、1、2日の土日で山梨県増穂町の赤石温泉へと向かう。山梨シリーズ夜叉神峠の芦安温泉、戸川渓谷を隔てた十谷温泉を行ったからには、真ん中の赤石温泉に行かずばなるまいと、幼なじみ五人で出かけることとした。
3列目はちょっと窮屈ではあるがミニバンで秋葉原から9時に出発。途中、中央道の事故渋滞で1時間強余分にかかる。
第一目標の御坂峠の天下茶屋。日頃の行いが良いせいか晴天。河口湖を下に侍らせ雲一つ無い富士山の美嶺は徳富蘇峰が名付けた天下茶屋の名に恥じない。
峠で名物「ほうとう」を食べ、河口湖の御坂側の対岸から精進湖経由で、富士が嶺、朝霧高原とオウムのサティアン見物。本栖湖の500円札を背景に記念撮影し赤石温泉に向かった。
我々の旅はいつも温泉と酒蔵探訪がセットが基本。今回も市川大門の「春鶯てん」と思ったが、今まで二回訪れている。そこで赤石温泉の地元「梅が枝」をと探すが分からず通りすぎてしまう。残念と思っていると夕食の時出てきた酒は、しっかりと「梅が枝」が供されていた。うれしいものである。
温泉は一軒宿で、大きな赤い傘、水車、秘湯の会の提灯などちょっと派手さが気になったが、雰囲気はいい。露天風呂は混浴であるが開放的すぎるため女性にはちょっと厳しい。そのため女性の時間帯を設けてある。その時間帯、他の客がいないと見て夫婦もんが入っていった。
夫婦が帰ってくるのを見て赤い傘の露天風呂に。少しぬるいが名ごとく湯の鉄分の赤色が岩にしみこみ真っ赤である。
内風呂はやや澄んでいるがやはり赤身がかっている。露天と比べると湯温が高くさらさらとして実に気持ちがよい。ただし、ちょっと暗い。
夕食は部屋食であり、いよいよ途中の道の駅で仕入れてきた大吟醸「七賢」、吟醸「春鶯てん」、甲州ワイン、また、差し入れの新潟の銘酒「緑川」を飲みながら夜更けるまでワイワイとやってしまった。静かな宿の皆さんごめんなさい。
翌日、十谷温泉十谷荘の天狗の湯に入ろうと行くが、あいにく掃除時間。源氏荘は今は休業とのこと。麓の町営「鰍の湯」に立ち寄った。自家井という透明で温度、泉質もいうことなし。一風呂浴びて乾いた喉をビールで湿している仲間を運転役の「オジン」薄目を開けての昼寝。実に辛い。
昨夜のつまみの残りで腹ごしらえを済ませ、予定通り大月を3時前に通過。順調に4時前に秋葉原へ帰着。
甲州シリーズは暫くお休みにするか。それにしても、いつも置いてけぼりにしてごめんなさいよ「かあちゃん」?。