仕事が終わり、寄り道することなく家にまっつぐ帰着し、中トロの刺身をつまみにビールで晩酌。夕食の後、かあちゃんと娘がヨドバシに遊びに行ったので、こちらとらも、そろそろ出かけるか!てな訳で和泉小学校前通りの「しずか」に。
最近、秋葉原に多くの飲み屋がオープンしたが、騒がしくなく、こじんまりとした小綺麗な居酒屋は数少ない。「しずか」は京都出身の女将と息子さんでやっている家庭料理中心の居酒屋であり、7人ぐらいのカウンターと大小のテーブルが2卓。最大で20人ぐらいでいっぱいか。7~8人用のテーブルは小グループに使いやすい。
女将の花子さんは京都の出身なので、開店当初は京風手作り料理といってたが、現在は家庭料理といっている。とはいっても、どことなく「おばんざい」風である。魚は干物が中心であるが外房や北海道から直接取り寄せている。その他、おでんや多分お好み焼きだろう「のうてんき焼き」など。品数はそんなに多くはない。
日本酒の選定にもこだわりがある。ここのベースは10年以上前から、地酒ブームを盛り上げた夏子の酒の新潟「清泉」と南部杜氏を代表する「あさ開」。それに「浦霞」、「八海山」などが加わる。そのほか出張の多いメーカー勤務の花子さんの旦那が、出張先で自分の舌で気に入った酒を仕入れてくる。時たま、地元に行かなければ、なかなか手に入らない酒が入っている。ただし、店では客に徹している旦那が自分で飲んじまうと無くなる。
神田といっても家賃がかからないので料金はリーズナブル。宴会でもこちらの希望に併せてくれる。勿論、時間無制限(常識の範囲)、持ち込み自由(ことわること)。各地で買ってきた酒の「利き酒会」をここで開く所以である。家族でこじんまり営んでいるアットホームな下町らしくないおっとりとした居酒屋だ。
昨日は、翌日から続く千葉での飲み会2連戦に備えて焼酎の水割り。つまみにイカの沖漬け、牛肉豆腐(すき焼き風?)を注文した。何の酒にも合う沖漬けは若干凍っているぐらいが旨い。昔、我が家での酒のつまみに旅行先で買ってきたイカの沖漬けのワタが抜かれて出されたことを思い出した。かあちゃんいわく、内臓は体によくないものが入っている可能性があるとのこと。いまは外で食べることにしている。
カウンターのこっち側に先客の旦那がいた。しばし、この前、一緒に行った赤石温泉の話や、これからはブルーレイかハードディスクか、ソニーか東芝かなど四方山話をしたのち来週の予約をして10時前に帰宅。家で晩酌もやってたんで結構効いている。
「データ」
「しずか」 千代田区神田和泉町1-7 新和泉ビル2階
5:00から 土日休
Tel 03-3866-0511