散日拾遺

日々の雑感、読書記録、自由連想その他いろいろ。
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ツリフネソウ/不調の一日/同調圧力

2013-09-13 06:58:13 | 日記
2013年9月12日(木)

前日のソバについて、S君に

 「あなたを救う」!痺れるなぁ・・・キリストみたいな花なんですね。

と書いた。その返信、

 そうなんです、花は心情の象徴。今朝の歌:

 安らかな記憶にありてヤブ陰のツリフネソウとふる里の家(鳥海昭子)

 ツリフネソウはピンクの花で安楽を意味する そうです。
 今日は高崎線グリーン車に乗り、のんびりしています。

別件で放送大学のI先生にメールしたら、返信が新潟へ向かうMAXときの中から返ってきた。
風は上信越へ吹いているのかな。

1964年の東京五輪、両親が前橋から連れて行ってくれたときは、準急「あかぎ」で3時間かそこらかかった記憶がある。
今は越後湯沢までひとっ跳びだ。
はや上州の山に至るか・・・(朔太郎・改)


(http://www.botanic.jp/plants-ta/turifu.htm)

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午前中は健康診断、午後は診療。

暑いやら眠いやらで調子が出ない。
坂道も階段も妙に脚が頼りなく、体が重くて集中力を欠いている。
空き時間の手すさびに cosumi 13路をボコにして弾みをつけようと思ったら、逆にこっちがボコボコにされて連戦連敗、おかしいなぁ、碁まで弱くなって、いよいよバカになったかな・・・

夜になって、どうやら夏風邪らしいとようやく気づいた。
身体徴候への気づきの悪さは昔からだが、こういうのが心身症やうつ病のリスクを高めるんだろ。
知ってて悟らないのがバカだというのだ。

PCには体調不良とか気分の良しあしはなく、いわんや眠くて頭が働かないこともないので、こっちの調子如何で力関係が大きく変動する。序盤のセンスは最低でも、石が競ってきたときのヨミは何しろコンピュータだから正確だ。ダメヅマリを衝いて、ありそうもないところを手にするイヤラシさといったらない。
かててくわえて、疲れている時には「こっちの状態が悪い」という反省力が低下するから、機械相手に本気でアタマに来てまたやられる。いわゆる負のスパイラル。

風邪のときは休むんだよ、バカ!

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「日本人なら立場に関係なく祝うべきだ」「喜んでいないのは非国民」。東京開催決定後、ネットにこんな書き込みが目だっている。 (朝日新聞 9月12日 朝刊38面)

やれやれ始まった。想定されたことだけれど。

お祭り騒ぎに水を差すぐらい剣呑なことはない。
五輪は戦争と違って平和で建設的なものだが、お祭り騒ぎという点ではあたかも制度化された戦争の観がある。キーワードは記事にもあるとおり「同調圧力」だ。

五輪を単なるお祭りで済ますか、天来の問と受けとめるか、くどいようだがそこが問題なのだ。