散日拾遺

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オミナエシ(女郎花)

2013-09-19 10:18:12 | 日記
2013年9月19日(木)

S君より:

 おはようございます。今日は十五夜、満月です。

 はかなくて深い思いのオミナエシ花の黄色の揺れやまぬなり(鳥海昭子)

 オミナエシは、はかない恋や親切を意味するそうです。またひとつ勉強になりました(笑)。よい一日でありますよう。

ふうん、そうだったのか・・・

オミナエシ、オミナは女に通じるよね。
女郎花と書くわけだ。

有吉佐和子に『ふるあめりかに袖はぬらさじ』という戯曲がある。
これ、傑作である。

女郎・亀遊が自ら死を遂げる。

 露をだに厭う大和の女郎花 ふるあめりかに袖はぬらさじ

という歌が遺されていたことから、異国人の客を取ることを拒んで自決したのだと噂になり、「攘夷女郎」ともてはやされる。しかし、花魁仲間のお園は疑いをもち、真相に気づく・・・

あとはぜひ、見るか読むかしてみてほしい。


(http://banpaku.blog.ocn.ne.jp/fujita/2007/07/post_fe2f.html)
※ 同じオミナエシ属に男郎花(オトコエシ)という植物があり、こちらは白い花を咲かせるのだそうだ。