2014年7月14日(月)
昨朝ちょちょいと作って配った地図を、自慢げに貼りつけておく。
思いっきり簡略化したんだが、案外このほうが役に立ったりする。そしてこれだけでも十分考えることはあるのだ。
フィリピで鞭打たれ投獄されても屁とも堪えなかったパウロが、アテネの学堂では完全に無視ないし嘲笑され、たぶん彼の人生で最悪の無力感に陥る。そこから「茎」の地峡をわたって移ったコリントは繁栄と猥雑の巷、そこで道が開けるんだから人生は(あるいは神慮は)量りがたい。
書かれていない地名を頭の中で埋めて行ったらいい。僕としてはとりあえず、次の伝道旅行で彼が再訪するトロアス(トロヤ)が気になる。
この地図には入らない。エーゲ海を挟んでコリントの北東300km、若者エウティコが居眠りして窓から転落した、あのトロアスだ。