散日拾遺

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国際的タレントの垢つきぬる時

2015-09-10 07:23:10 | 日記

2015年9月9日(水)

 奇数のぞろ目は良い日のしるし、しかしよく降った。「今日は午後6時には家に居るようにしたほうがいいですよ」と学長先生のありがたいお言葉だが、会議日程を変更してくださらない限り、無理というものなんでございます。今回は雨台風か、風に弱い京葉線が耐えてくれたおかげで8時前に無事帰宅した。長い一日を無事に終えたのは、チームワークの賜物である。

 骸垢想浴 執熱願涼

 今日の千字文、これ実はマンマなのだ。「垢つきぬる時は、湯あびんことを思う。熱きを執っては、涼しからんことを願う。」

 「体に垢がついたら、入浴したく思い、熱いものを手に持てば、涼(つめた)い水で洗いたいと思う」、至って素直な内容である。「あかつき大明神」などという田舎のレトロな言い回しを思い出した。「暁」と「垢つき」をひっかけたものだったのかな。

 ところでこれ、個人的に非常にタイムリーで思わず笑ってしまった。

 ひとつは患者さんのことで、すごく面白い話なんだけれど、やっぱり書けない、書くわけにいかない。

 もうひとつは公然たるもので、ビビアン・スーの話である。40歳の彼女がシンガポールの病院で第一子を出産したんだね。ところが妊娠経過中に何かの問題が起き、半ば以降は絶対臥褥を命じられて、日々成長するお腹を抱えたまま長いことベッドに縛りつけられていたんだと。当然、入浴なんかできない。時満ちて帝王切開で無事に出産した彼女、久々の入浴が狂喜するほど嬉しかったという。162日ぶり、まさしく骸垢想浴の5ヶ月余だったに違いない。

 入念に準備して記念の入浴を済ませた後、「感動しすぎて、涙(なだ)そうそう」と語ったと、デイリースポーツ・オンライン。ちょっと待てよ、何語で、何て言ったんだって?

 

 http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/09/07/0008374614.shtml