子供の頃盛んだった富山の薬売りは、半年に1回くらい来て、減った分だけ料金を回収するシステムだった。、今でもやっているだろうか。
最近は、私たちの町でも大きなスーパーのようなドラッグストアーが増えている。しかし、何と言っても3割負担で済む健康保険の薬があるから、富山の薬売りも大変ではないか、と想像する。いづれにしても私は、もう30年以上薬売りを知らない。
さて、この句の作者は、「砺波」出身で俳号が「となみ」。茶色の皮をつるりと剥けば、真っ白な芋が出てくる衣被のように、同郷の薬売りが来ればお国訛りで話が弾むことだろう。
キダチチョウセンアサガオ