一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1061  笛に乗る赤子の手足秋祭  鞠

2013年10月20日 | 

 単に「祭」は、夏の季語であるから、夏以外は「春祭」「秋祭」と使わねばならない。祭は、神を「祀る」からきていて、春は豊作を祈り、秋は豊作を神に感謝することであり、又先祖や死者の霊を慰めることでもある。しかし、最近の祭と言えば、娯楽性の強い賑やかなどんちゃん騒ぎだけを「祭」と言っていることが多いような気がする。

 さてこの句、祭のお囃子の笛に合わせて、赤ちゃんが手足を振っている。それを「乗る」としたところが味噌。

ダイモンジソウ(大文字草)

コメント
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