一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1485   春望や残りし時を雨の中

2015年04月13日 | 

「春望」とは、日本人なら誰でも知っている、かの有名な杜甫の詩

国破山河在(国破れて山河あり)

城春草木深(城春にして草木深し)

感時花濺涙(時に感じては花にも涙を注ぎ)

恨別鳥心驚(別れを恨んでは鳥にも心を驚かす)

烽火連三月(烽火三月に連なり)

家書抵萬金(家書万金に当たる)

白頭掻更短(白頭掻けば更に短く)

渾欲不勝簪(全て真にたえざらんと欲す)

それにしても、杜甫と同じ嘆きを嘆いている人々が、この現世界に何千万人もいるらしい。

 

コメント
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