一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

3025  青嵐洗濯物が肩を組む  片岡淡白

2024年01月16日 | 多留男会合同句集「天岩戸」

 自宅居間からベランダに干してあった、洗濯物の長袖下着が風に吹かれて、隣の大型箱型ハンガーの洗濯物の上に両袖を乗せてまるで人が後ろから前の人の肩に、両腕を乗せて踊っている様子を見て思い出しました。

 それは高校生時代、地区の高校の集まりでフォークダンスをした思い出です。男子校だったので女生徒と縁が無く、ワイワイ、ガヤガヤと悪友たちと同じような妄想を持ちながら参加したのです。

手を握り「オクラホマミキサー」等の演奏で一緒にフォークダンスをしたのですが、今では信じてもらえないかもしれませんが、ビクビク、ドキドキそしてワクワクしながら踊ったのです。

 結果はお付き合いどころか友人関係にも進展しなかった、淡く切なく、楽しかった私の青春時代を思い出したのです。

(合同句集「天岩戸」より 片岡淡白記)

スイセン(水仙)

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