
2007年に『さすらいおはら節』でデビューした五条哲也さんの5枚目となるシングルは、ほぼ100年前に発表された超ナツメロと言える楽曲『ゴンドラの唄』で、昨年11月に発売されています。
誰もが耳にしたことのある有名な曲で、これまで多くの人がカバーし愛唱してきた名曲を、あえてこの時期にこの歌手のカバーで世に出す意味を考えてみました。
五条哲也さんは、小林旭さんに大変よく似た声・歌い方であるという特徴があり、その小林旭さんには往年の名曲『北帰行』というヒット曲があります。
おそらくこの企画は、その前例にならい、五条哲也さんの哀愁味のあるハイトーンボイスを活かして、往年の名曲を現代の新しい感覚でよみがえらそうとしたものだと思います。
聴いてみると、彼の声が実によくこの名曲に合っているという実感がします。
これを機会に彼の魅力がさらに広く知られ、次のオリジナル曲での活躍にもつながればいいと思います。