アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれの日系二世である大城バネサさんは、日本人以上に日本の演歌の心を歌う演歌歌手として、2003年のデビュー以来頑張ってきましたが、なかなか努力が実を結ばないという感じでした。
今回、日本ビクターに移籍しての第一弾となるシングル『俺の漁歌』は、そんな彼女の飛躍のきっかけになると思えるような力強い曲です。
彼女は2002年にNHKのど自慢のグランドチャンピオンになったことがプロ歌手デビューのきっかけとなったわけですが、そのときの歌唱曲が門倉有希さんの『女の漁歌』であり、こういう張り歌は彼女の得意中の得意といえます。
この曲はまさに漁師の心意気をストレートに歌った男歌で、「獲ったぞエー」というフレーズがポイントです。
私はもう10年以上前の2004年暮れのキャンペーンで彼女を見ていますが、小柄で可愛いルックスでありながら、歌にはすごく力強さがあって、たのもしく感じました。
ぜひ大漁といえるようなヒットとなって、存在感をアピールしてほしいと思います。