水田竜子さんは中堅どころの演歌歌手として、また水森かおりさんと並ぶご当地ソングの担い手として、安定した人気です。
その彼女の新曲が8月10日に発売された『そのわけは旭川』で、ちょっと風変わりなタイトルだと思いましたが、ストーリー性のある印象的な曲です。
旭川といえば北海道の都市と思いますが、この曲の舞台は岡山で、岡山市内を流れる「あさひがわ」と読む川の名前です。
この曲は彼女自身の20年程前の体験から着想されたものだそうで、岡山城を訪れたときに近くを流れる川の名前が、彼女の出身地の旭川と同じ名前だったのが印象に残っていたとのことです。
曲の内容は、女性主人公が旅をする中で、故郷と同じ地名のある岡山で途中下車し、過去の恋の思い出にひたって、もう一度やり直したいと決意するドラマチックなものです。
メロディーは三連符を多用し、低音で始まりますが結構高い音域もあるなかなか印象的なもので、カラオケでは難易度の高い曲かもしれません。
彼女のコメントでは歌い方について、始めからあまり思い入れを強くしないようにとの注意があります。
心をゆさぶるようなとってもいい曲だと思います。カラオケでは多くの方にチャレンジしてほしいものです。