女性演歌の若手実力派歌手、それも本格派の担い手として期待が大きい水城なつみさんの新曲を紹介したいと思います。
彼女がデビューしたのは、ちょうど10年前の『泣いてひとり旅』で、当時から私は将来性のあるいい歌手だと思っていました。
彼女はどちらかと言えば、切なさを前面に出すより力強く歌うのが得意な歌手で、ご当地ソングで純な恋心を表現するイメージです。
5月24日に発売された新曲『あかつき情話』もまさにその得意の路線で、舞台は千葉県の銚子の漁港です。そこで育った幼なじみの漁師の恋人に想いを寄せる女主人公の曲になっています。
漁をテーマの演歌は結構あり、大きく分けると『北の漁場』のように漁師の男性が主人公のものと、『女の漁歌』のように漁師の妻や恋人の女性が主人公のものがあり、この曲は後者というわけです。
曲調は勇壮にして軽快、メジャー演歌の小気味良さが出ていて、伴奏のアレンジもよく耳にする感じかと思えば、間奏では少し雰囲気を変えてといった工夫もされています。
歌詞でいいと思ったのは三番の「いつか一緒にサー なれると信じ 女房気取りで飯炊く番屋」の部分で、一途な想いがよく表現されていると感じます。
比較的覚えやすいメロディーで、ノリのいい曲なのでカラオケでも人気が出るに違いないと思います。
演歌ファンにはおすすめの曲です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます