♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

山内惠介 “残照”

2020年05月04日 | 演歌・歌謡曲

令和に改元されて1年、誰が今のこんな状況を予想したことでしょう。緊急事態宣言が出て以来、私も最近外出はほとんどせず、歌謡レッスンも発表会も残念なことにすべて中止となってしまいました。でも、そんな中だからこそ、いい歌は聴いていきたいものです。

山内惠介さんは20周年記念曲ということで、3月11日に新曲『残照』が発売されました。昨年の『唇スカーレット』で華やかな一面を見せた彼が、今回は独特の惠介節とも言えるような曲で真っ向勝負といったところです。

漢字2文字のタイトルは、2001年デビューの『霧情』以来というのも何か印象的です。

『残照』とは詩的というか何か純文学作品のタイトルのようでもありますが、フォーク、ニューミュージックでは同じタイトルの曲が既にいくつかあるようです。

内容的には男の未練心で、心の中に相手の面影が今も残っているとの思いをこのタイトルに込めているようです。

演歌・歌謡曲ではタイトルと同じフレーズが歌詞に出て来ることが多いですが、この曲はそうではないのもユニークではあります。

メロディーは三連符を多用した歌謡曲テイストで、親しみやすく感じます。ポイントは「行くな 行くな 行かないで」の部分で、それまで淡々と運んできたのがここで一気に感情がほとばしります。カラオケでも聴かせどころだと思います。

コンサートもキャンペーンも出来ない厳しい状況の中ではあっても、この曲は今年を代表する曲の一つとしてヒットを続けることでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=1mJncnHJME4

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