7時起床。今日の午後から笠間の彼女のところへ行くので、着替えやプレゼントなど、大荷物で家を出る。
午前中は事務処理。年末なので、もう出張などの予定は一切ない。電話もほとんど掛かってこないし、オフィス全体が何となくまったりモードに包まれている。
昼食は、新規開拓のイタリアンバー。ピザとパスタ数種類から選べるランチで、私はマルゲリータピザを選んだ。派遣さんが何度か行っていておすすめのお店だということで、確かに味は美味しかったが、店員さんの愛想がなさすぎた。場末のラーメン屋じゃないんだから。
15時半から時間休暇を取る。明日の午前中も時間休暇を取った。クリスマス休暇である。もちろん、職場にそんな制度はないが。
時間になると同時にオフィスを出て、関内のトヨタレンタカーで車を借り、笠間を目指す。横浜から首都高に乗ってそのまま順調に…と思いきや、大井競馬場の辺りから渋滞が始まり、結局小菅ジャンクションまで断続的に渋滞した。事故などのイレギュラーなものではなく、純粋に車が多いことによる渋滞のようだ。最近は首都高に乗る機会がなくなっていたので、この渋滞は鬱陶しくもあり、懐かしくもあった。
夕暮れから完全に暗くなるまで、延々と渋滞が続いた。
渋滞のおかげで、高速道路上からスカイツリーを撮影。
小菅ジャンクションを過ぎてからは順調に流れ、常磐道に入ってからは常時120キロでガンガンに飛ばす。笠間でクリスマスケーキを買いたいお店があるのだが、その閉店時間が19時なのだ。彼女はその時間まで仕事なので、そこのケーキを食べるためには私が間に合わせるしかない。
お目当てのケーキ屋「グリュイエール」には、18時40分に到着。関内を出てから約3時間。何とか間に合った。予約などは全くしていなかったので、当初は何か残っているケーキを適当に買おうと思っていた。しかし、笠間名物の栗を使ったモンブラン・クリスマスケーキの最後の1つが残っていた。た、食べたい…。でも、2人で食べるには余りに大きすぎる…。注文の列に並び、ショーケースの中で明らかに異彩を放っているケーキを見つめながら延々考える。そして、私の順番が回ってくる。幸運にも残っている巨大モンブラン。どうしよう、どうしようと考えながら、最後は優柔不断な私の脳を差し置いて右手が勝手にモンブランを指さしていた。
仕事から帰ってくる彼女と待ち合わせ、近所のスーパーでローストチキンと苺、飲み物を購入して家へ帰る。
さっそく、クリスマスディナー。彼女はビール、私はシャンメリーで乾杯する。チキンだけでなく、昨日のロールキャベツや私の好きな南瓜サラダもあり、豪勢なディナーだ。どれも本当に美味しくて、さっき買った巨大ケーキのことを忘れて、お腹いっぱい食べてしまった。
その箱の大きさを見て「え?でかくない?」と驚いていた彼女は、そこから出てきたケーキを見て更に驚いた。なんせ、6人分ぐらいのホールケーキの大きさのモンブランなのだ。しかも、本物の栗がこれでもかと使われている。スーパーで苺を買っていたのだが、その苺がケーキで霞むほどの存在感である。そして、肝心の味はというと、これがまた見た目のインパクトに劣らず美味しくて驚かされる。甘いのに重くない栗クリームと、ザラメのような食感の砂糖(?)が練りこまれたスポンジ、そして大きい栗。これまで食べたケーキの中で、一番かもしれない。さすがは、栗の町・笠間が誇る洋菓子店である。ただ、メリークリスマス感はちょっと薄いかも…。
プレゼント交換。私は彼女にお財布をプレゼントし、彼女は私に「MANASTASH」のマウンテンパーカーをプレゼントしてくれた。自分ではなかなか購入に踏み切りづらいデザインだが、かわいいし、機能的だ。年末の金沢旅行へは、これを着て出かけよう。