7時起床。さすがに、そろそろ疲れが出てきた。大浴場でシャワーを浴びてから洗濯をして、その後は菓子パンをかじりながらブログの更新作業。ちなみに、最近の更新日時にムラがあるのは、不規則な生活をしているからというわけではなく、ネットの接続環境が良好なタイミングを選んで画像のアップロードをしているためである。文章自体は毎日書いているのだが、画像を表示・挿入できるようになるタイミングがなかなかないので、そのチャンスを待って一気に更新するという苦肉の策をとっているのだ。
今日は、経営シュミレーションの最終日。午前中は、第3期の経営戦略を立てる。私たちの班は、「新製品に社運を賭けよう」ということで、既存製品の生産を減産し、新製品を大量に生産することにした。もちろんそれは一か八かの賭けではなく、データ(需要予測や他社動向)に基づいた決断である。そして、結果的にはその決断が功を奏し、1位に返り咲くことが出来た。しかし、昼食の賭けをしている同期のチームも2位と好調を維持しており、勝負は午後の最終期に持ち込まれることとなった。
昼食は、「他人丼」
午後からは、運命の経営最終期(第4期)。前期好調だった新製品をさらに増産すると同時に既存製品の在庫一掃及びコスト減を通して、過去最高の経常利益を叩き出す計画を立てる。その結果は、総合第1位。順位が発表された瞬間、思わずみんなでハイタッチを交わす。最後の最後で全てが計画通りに運び、新製品で膨大な利益を創出すると同時に、これまで採算が取れずに規模を縮小していた製品でもわずかながら黒字が出たので、全社の中でダントツの経常利益を叩き出すことが出来た。同期のチーム(第2位)にも勝利することができ、万々歳である。初期には生産計画や労務管理で苦労し、思うように売上高と利益を結びつけることが出来なかったが、最終的にはROA(総資産経常利益率)や自己資本回転率もかなり優れた数字となった。しかし、一番の収穫は勝利ではなく、あくまで基礎的なものではあるが経営分析能力が身に付いたことである。元々簿記の勉強で財務諸表は読めるようになっていたが、今回のゲームを通して自然とそれぞれのデータが何を意味するのかということがわかるようになっていた。そして、それがこの授業の本当の目的だったのだろう。今後は更に深く勉強をして、ゲームではなく現実世界でも企業の成功を後押しできるようにならなければならない。
授業後は、寮内のバーベキュー施設で打ち上げ。ほぼ全員(30名)が集まり、大いに盛り上がる。大量の肉や野菜を食べながら、今まではあまり話す機会がなかった同期たちともゆっくり話すことができ、同い年ぐらいだと思っていたら9歳も年上だったり、趣味が一緒(サッカー観戦)だったり、共通の知人がいたりと、新しい発見もあってとても楽しい時間を過ごすことが出来た。今から2週間後のことを考えても仕方ないのだが、この研修が終わる時は、彼らとの別れがめちゃくちゃつらく感じられるに違いない。だからこそ、これからの2週間を悔いの残らないよう楽しく過ごそうと思う。
打ち上げ終了後、すぐに入浴していつでも眠れるようにする。明日は朝から同期たちを連れて横浜・鎌倉観光なので、今日はゆっくり寝なければ。
寮の中庭には、たぬきが出る。
今までも何回か遭遇したのだが、今回ようやく写真に収めることが出来た。