社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

5月12日(木)

2011年05月12日 23時44分10秒 | 2011年

  6時起床。2日連続の雨である。今日も出張がなかったのが不幸中の幸いだ。しかしその反面、今日は書類の修正や会議録の作成など、地味で地道な作業が多かった。また、職場では予想通り足柄茶の話題で持ちきりだった。これは相当大きな問題になりそうだ。

  タレントの上原美優さんの自殺が大きなニュースとなっている。個人的に好きなタレントさんだっただけに、残念でならない。自殺というのは、得てして非難の標的となる。「負け犬」「精神的な弱さ」「自分勝手」…自殺者を罵る表現には事欠かない。しかし、それらはどれも「運良く死を選ばずにはいられないほどの苦しみに遭遇してこなかった」人間の、それこそ”自分勝手な”批判である。心の問題を軽視し、それを「弱さ」という言葉でくくって理解しようとしない人間のほうこそ、心が病んでいる。ガンとの闘いを終えて亡くなった人がそう言われるように、私は精神的苦痛との闘いを終えて亡くなった人にも、「これまでよく頑張ったね」と言いたい。心よりご冥福をお祈り致します。

 


5月11日(水)

2011年05月12日 22時53分59秒 | 2011年

  6時起床。あいにくの雨である。今日は出張がなかったので良かったが、それでも雨は嫌だ。

  午後から上司と一緒に来会対応。製造業の社長さんが5人いらっしゃり、今年度の事業の進め方について打ち合わせを行う。これはまだサンプル数が少ないのではっきりそうだとは言えないのだが、製造業の経営者は身だしなみがしっかりしているように感じる。普段から緻密な仕事をしているのが、服装にも表れているのだ。そして、話し方や振る舞いにも威厳があり、論理展開も明快だ。仕事がそのような人格を作るのか、そういう人格だから仕事で成功しているのか、どちらなのだろう。

  神奈川県産の足柄茶から基準値を超える放射性セシウムが検出され、出荷自粛及び出荷済新茶の回収が要請された。神奈川に関わりのない人は知らないだろう(私もこの仕事を始めるまで知らなかった)が、足柄は神奈川県内で有名なお茶の産地である。私の地元の埼玉でいうなれば、狭山茶のような位置づけだろうか。この時期の茶葉の出荷停止はまさに大打撃であり、行政機関には迅速かつ手厚い補償をお願いしたい。


5月10日(火)

2011年05月12日 22時32分07秒 | 2011年

  6時起床。今日は、午前と午後でそれぞれ1件ずつ、先輩に同行して頂き、今年度から私が担当となった支援先へ挨拶に伺った。これまでは上司や先輩の担当するところへ付いて行く(もしくは1人で行く)ということばかりだったので気楽だったが、これからはそうはいかない。それを痛感したのは、1ヵ所目で法律に関する質問を受けたまさにその瞬間だった。簡単な挨拶を終え、話が法律に関する質問へ移った瞬間、一気に心臓の鼓動が激しくなる。これまで同様先輩が隣にいるのだが、ここは私が責任を持って答えなければならない。そう思った途端に焦ってしまい、随分とわかりにくい説明をしてしまい、それに自分自身で気付いて更に焦り…というデフレスパイラス。それに気付いた先輩がフォローしてくれたから良かったものの、話が終わる頃には全身汗だくになっていた。先輩は「最初はみんなこういうもんだよ」と励ましてくださったが、これまでいかに上司や先輩に対する依存心を持っていたのか、いうなれば当事者意識を持っていなかったのか、ということを痛感させられた体験だった。

  昼食は、関内にある古き良き洋食屋「アルパイン」の日替わりランチ。今日の日替わりはチーズハンバーグとサーモンフライ。店員のおばさんはちょっと恐いが、味はおいしい。


チーズがトロトロ。

  1ヵ所目のことがあったので、2ヶ所目の訪問は最初から緊張していた。話自体は無難に進んだのだが、それでもかいた汗の量は半端なかった。これまでも支援先のことを真剣に考えてきたつもりだったが、やはり正式に担当するとなると全く違う感覚になる。しかし、おかげで最近緩みがちだった気持ちを引き締めることが出来た。今後は例え自分の担当でないところでも、自分が担当者のつもりでこれまで以上に真剣な対応をしたいと思う。

  21時前に帰宅。今日は、とにかくどっと疲れた。しかし、何となく心地良い疲れである。