5時半起床。6時半前に家を出て、東京駅07:20発の東名ハイウェイバスに乗り、静岡へ。この時間帯はいつもガラガラなのだが、今日は比較的乗客が多かった。
車内で朝食をとる。
東名高速道路で事故渋滞があり、静岡駅には定刻より20分ほど遅れて到着。すぐに清水駅へ移動し、バスに乗ってアウトソーシングスタジアム日本平へ。今回は後援会招待券(自由席)を活用した観戦なので、良い席を確保すべく初めて開門前に到着したのだが、長い行列ができていて驚いた。しかし、開門と同時に入場したため、かなり良い席を確保。それから試合開始までの約2時間半は、昼食をとったりスタジアムを探検したりして過ごす。最初はかなりの長丁場だと思ったが、1時間前からは練習を見て過ごすため、案外あっという間に時間が過ぎていった。
昼食は、「マグロかしらご飯」
あまりの暑さに、フルーツポンチ(かき氷のせ)も食べる。
小野・高原・永井・山本(真)選手のボール回し。見ていて飽きない。
14:04キックオフ。前半早々に中学生のようなミスから失点すると、あれよあれよと失点を繰り返し、終わってみれば1-5の大敗。これだけの大敗は、去年の名古屋に負けた試合以来である。しかし、あの試合と大きく違うのは、これが希望の持てる敗戦だったことである。0-2で折り返した後半から、右SBの辻尾選手に変えて小野選手を投入し、3バックの攻撃的布陣に変更。しかも、通常の3人をバランス良く配置する3バックではなく、右サイドを完全にガラ空きにしたことで左SBの太田選手を積極的に攻撃に参加させるという荒技に出る。結果的にはそこを突かれて更に失点を重ねることになったが、その後も高原、永井という攻撃的な選手をどんどん投入するゴトビ監督の一か八かの采配には度肝を抜かれた。良い悪いは別にして、長谷川前監督なら絶対にやらなかった采配である。「どうせ0-2で負けるなら、一か八かリスクを犯して点を取りに行こう」という考え方、私は好きだ。ほとんどのサポーターが途中で帰ることなく応援し続けた(以前の名古屋戦では多くの観客が試合終了を待たずに席を立った)ことからも、私と同じような気持ちだったことがうかがえる。また、途中出場したベテラン3人はさすがのプレーを見せていたし(高原選手の気迫溢れるゴールは感動的だった)、高木・アレックス・大前という若手も積極的な攻撃を仕掛けており、ワクワクさせてくれるサッカーだった。このチームはまだ自分たちのスタイルを構築している最中だし、シーズンもまだ序盤なので、こういう思い切ったサッカーをしたことはとても良かったと思う。もちろん、反省すべきところは山のようにあるのだろうが、その改善の過程を見ていくのもまたサポーター冥利に尽きるというものだ。
今日の試合で、枝村選手が通算150試合出場を達成した。
大敗こそ喫したが、スタンドからは大きな拍手が送られた。
このチームは、まだまだ発展途上なのだ。
清水駅まで戻り、駅から歩いて10分ほどのところにある「つばめ寿司」で夕食。ここの大将は昔国鉄の食堂車でお寿司を握っていた方で、店内には鉄道グッズが所狭しと並んでいる。また、大将も女将さんも非常に朗らかな方で、隣に座った家族連れの常連さんとも一緒になって今日の試合の話などでとても楽しい時間を過ごすことが出来た。もちろん、お寿司も美味しい。チェーン店の回転寿司などが増えている昨今、こういう人情味溢れるお寿司屋さんは地域の宝物であるといえるだろう。
「上にぎり」
静岡駅18:45発の東名ハイウェイバスに乗り、東京へ戻る。車内では駅の売店で購入した雑誌を読んでいたので、気が付いたら東京に着いていたという感じだった。帰宅は23時過ぎ。