社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

4月13日(土)

2013年04月14日 22時54分19秒 | 2013年

  7時半起床。眠気との接戦に打ち勝ち、何とか一発で起き上がる。

  平日とほぼ同じ時間の電車に乗り、職場へ。当然ながら、誰もいない。10時過ぎから先輩が1人やってきたが、静かな空間の中で快適に仕事に取り組むことができ、予定通り12時半までに最低限今日やっておきたかった仕事が片付いた。


予定(申請)通り、9時までに到着しました。まあ当たり前か。


お供には、カフェ・ド・クリエのクランチバナナオレを選んだ。

  京浜東北線と東海道線を乗り継いで小田原へ出て、14時03分発のこだま659号に乗り、静岡へ向かう。車内では、小田原駅で購入した東華軒の駅弁「金目鯛の味くらべ」を食べる。照り焼き、角煮、素揚げ、わさび漬と4種類の金目鯛が楽しめるお弁当で、なかなか美味しい。これにお刺身がついていたら完璧なのだが。

  静岡駅の新幹線ホームに、今年度から日本平スタジアムのネーミングライツを所有しているIAI(株式会社アイエイアイ)の広告が貼ってあった。なるほど、こういう会社なわけね、としばし立ち止まる。

  清水駅経由でIAIスタジアムへ向かう。今日は、Jリーグ第6節、清水エスパルスvs.ジュビロ磐田の静岡ダービーである。私は静岡県民ではないからなぜかはよくわからないのだが、静岡ダービーの時のスタジアムは他の試合と比べて雰囲気が全く違う。元祖サッカー王国の威信を賭けて戦うというのは、こういうことなのか。


こんな弾幕も他の試合では出ていない。

  17時03分キックオフ。開始早々はジュビロに攻め込まれ、シュートがクロスバーに当たるなど何度も決定的なピンチを迎える。結局、その流れは前半終了まで変わらず、中盤での競り合いに勝てない、ボールを奪ってもミスからすぐに奪い返される、効果的な攻撃の手段が見出せない、というとにかくひどい状況だった。しかし、実力なのか運なのか、とにかく相手のシュートがゴールに突き刺さることはなかった。

  後半に入り、少し状態は改善されたものの、攻撃面は相変わらず有効な手立てを見つけることが出来ないでいた。しかし、後半35分に試合が動く。左サイドからのキャラ(カルフィン・ヨン・アピン選手)のクロスが相手DFに当たってコースが変わり、ゴール目の前でフリーとなっていた村松選手目がけて飛んでいく。それを彼が冷静に頭で押し込み、まさかの清水が先制。これまで全くといっていいほどチャンスがなかったので、決まった時は一瞬信じられなかった。それは他の観客も同じだったようで、一瞬の沈黙の後に怒涛の歓声が巻き起こった。それほど、劇的なゴールだった。

  その後は、前掛かりになってくるジュビロに対してカウンター攻撃を仕掛け、何度か決定的なチャンスを迎えたものの、結局はそのまま1-0で勝利。決して良いとは言えず、むしろ内容的には問題だらけの試合だったが、そんなチーム状況だからこそ、このダービーで勝てたのは大きい。そして、これがホーム初勝利。IAIスタジアムに名前が変わってからの初勝利でもある。勝ちロコや王者の旗が盛り上がったのは言うまでもない。


ダービー勝利での勝ちロコほど気持ちの良いものはない。

  ちなみに、今日の試合で最も印象に残ったのは、バレー選手。彼のフィジカルと闘争心の強さは、見ていて涙が出るほど素晴らしい。こんなに献身的に戦ってくれる選手がいることに、心から感謝したい。また、水曜日の試合に引き続き先発した竹内選手も頑張っていた。彼のプレーには、新たな攻撃の可能性を感じる。今日は比較的ワイドに開く場面が多かったが、彼がボランチに入って前線の選手を操れるようになったら、このチームは一気に強くなるような気がする。

  一方で、終了間際に高木選手が2枚目のイエローカードを受けて退場になったことは残念だった。ボールとは関係のないところでジュビロの山田選手が高木選手に暴力行為を行い、それに高木選手が応戦したのだ。確かに、報復行為はカードの対象なので、高木選手の退場は致し方ない。しかし、先に暴行した山田選手に対して何の御咎めもないというのは、どういうことなのだろうか。それに、背番号10番を付けた選手が暴力行為をするなんて、ジュビロ磐田というチームも大したものである。

  静岡駅20時20分発のこだま678号に乗り、小田原で東海道線に乗り換えて帰ってくる。夕食は、静岡駅の東海軒で購入した「茶飯弁当」。おかずもシンプルだが美味しいし、茶飯というのが静岡っぽくて良い。ただ、ご飯が箱の底にこびりつきすぎるような気がする。底にフィルムなどを敷いてくれれば、もっと綺麗に食べられて、ストレスも減ると思う。

  22時半前に帰宅。明日も朝が早いのでさっさと寝ようと思ったのだが、結局1時過ぎまでダラダラと起きていてしまった。