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4月27日(土) ギャンブラーとしての器。

2019年04月28日 22時56分18秒 | 2019年

 5時半起床。今日は職場関係の競馬部の現地遠征で東京競馬場へ行く。

 7時に関内駅で集合し、支援先のYさんの車で東京競馬場へ向かう。ゴールデンウィーク初日なので道が混雑するだろうと集合時間を早めに設定したのだが、Yさんの選んだ裏道ルートが的中し、8時には現地に到着した。

 駐車場の近くの馬頭観音で今日出走する全馬の無事を祈念する。

 別ルートで集合するメンバーとの時間調整や開場待ちのため、「カフェサンク」でモーニングを食べる。落ち着いた雰囲気の喫茶店だ。私たちの他には上品な紳士が数名いて、みんな競馬新聞を広げている。

 全メンバー(6名)が集合し、競馬場に入る。今日は指定席を取っている。ゴール前の良席である。

先輩方が飲み物とメンチカツを差し入れしてくださった。朝からメンチカツ(メイチで勝つ)ということだろうか。

 今日、私は10万円を持ってきた。普段はどんなに使っても1レース1000円~2000円(1日2万円程度)が上限なのだが、今日は違う。1度、全額すったら本当に笑えない金額を賭けるという経験をしてみたいと思ったのだ。というわけで、せっかくなので今回は購入した全ての馬券を記録(写真)に残しておく。ちなみに先に結果を言っておくと、全12レースの中で的中したのは1レースのみ。総投資額79,800円に対して回収額45,500円(▲34,300円)、回収率57%という結果だった。結論としては、1日で10万円分の馬券を買うのは簡単ではないということ(リミッターを外して思う存分買っても8万円だった)、途中(まだ1度も勝てていない状態)で余りに負けが込むとめまいがするということ、その割に大きく当たってもその感動の総量は普段とそれほど変わらない、ということがわかった。刺激的な体験で、これぞギャンブルという胃がキリキリ痛むような勝負ができたのはとても良い経験になったが、10万円程度でめまいがしたり、胃が痛くなったり、吐き気を催すような器の人間であることがよくわかったので、もうこういう買い方はしないだろう。

第1レース。挨拶代わりの4,000円投資。はずれ。

第2レース。5,000円投入。まだまだ平静。

第3レースも5,000円。惜しい結果で思わず声が出る。

午前中のラスト。6,000円投入も大外れ。そろそろ焦ってくる。

昼食は焼きそばと豚汁。豚汁の出汁がとても美味しい。今日は寒かったので、身体も温まった。あと、心も。

第5レースは4,000円投入。このペースで負け続けたらという想像をして、ちょっと吐き気がしてくる。

第6レースは6,000円。胃が痛くなってくる。だが、こういう胃が痛くなるような勝負をやってみたかったのだというワクワク感もある。

的中したのは第7レース。当たった瞬間は思わず大きな声が出た。これがなかったらと思うと今でも冷や汗が出る。

第8レース。9,000円投入。1度当たったことによって利益を守りに入ってしまいそうな気持ちを振り切って、反対に掛け金を上げる。

これも先輩が差し入れしてくださった。

第9レースは5,800円。1点に大きな金額ではなく、三連単を広めに買ってみた。

第10レースは1万円。ついに1レースに賭ける金額の桁を増やす。めまいがする。

メインレースの青葉賞は、POGの指名馬であるアルママくんの馬券を購入。元々当たるとは思っていなかったが、12着という結果はさすがに負け過ぎでショックだった。でも、いきなりの格上挑戦にも関わらず、最後までよく頑張りました。

最終レースも1万円超を投入。この頃になると開き直って散り際の美しさを誇れる気持ちになっていた。

 みんなで関内へ戻り、蕎麦屋さんで打ち上げ。来年度のPOGの話で盛り上がる。次は魅力的な新種牡馬の初年度産駒が数多く出て来るので、これまでと指名の傾向も大きく変わるかもしれない。個人的には、ウインバリアシオン産駒は必ず1頭指名しようと思っている。

 20時半過ぎに帰宅。これまで黙秘していた今日の投資金額について妻に話したら、普通に引いていた。まあ、今日だけだし、実質の放出金額はそれほどではありませんから。でも、どうせこれだけの金額を持って行ったからには、大きく勝つかボウズかのどちらかのほうがネタとしては面白かったのだろう。

 23時過ぎに就寝。1日を通して本気で頭を使ったので、疲労困憊である。それにしても、今日は良い経験ができた。なかなか面白い10連休のスタートを切れたのではないだろうか。