
以前ご紹介した一人用のすき焼きのレシピが好評だったようなので、今回も一人用鍋のご紹介。
ねぎま鍋は葱と鮪を使った簡単鍋。
ねぎまは本来鮪のトロを使います。というのもこの料理が考案された江戸時代、鮪は赤身を食べるものであって、脂の強いトロは捨てたり、猫のえさになったりしていた、つまりアラ。
このアラを使った料理の一つだったわけですね。
これに習って現在本鮪のトロを使ってねぎまを作った日にゃ懐に大打撃間違いなしなので、赤味で作る・・・というチョイスもありますが、やっぱり鍋だし少しコッテリしていた方が美味しいんですよね。
でも・・・一人鍋だし気軽に、手軽に行きたい。
ほら・・・あるじゃないですか・・・ビントロ!
ビンナガマグロ漢字で「鬢長鮪」と書き、「長」を音読みしてビンチョウマグロなんて呼ばれます。
以前は回転寿司専門のネタというイメージでしたが、本鮪の高騰などもあり、昨今の鮪の仲間の中では結構お手ごろ価格で流通しています。
当然その部位がトロであっても安価なのでたっぷり使えます。
本来はかつお出汁と醤油、みりん、酒でなべ汁を作るのですが、今回はスピード調理にこだわって出汁を取らずにそばつゆの素を使ったレシピを紹介します。
★★材料★★
ビントロ・・・・・・・1柵
長葱・・・・・・・・・1本
生姜・・・・・・・・・スライスして2~3枚
そばつゆ・・・・・・・適量
水・・・・・・・・・・適量
※そばつゆは水で薄める希釈のものとストレートのものがありますが、そのどちらであってもそばつゆとして使う際の1.5~2倍程度まで薄めてください。
★★作り方★★
1.葱を2~3cm幅に切る、ビントロは刺身よりやや大きめに切りつける
2.そばつゆを水で割った汁を鍋に入れ、生姜スライスを加えて軽く沸騰するまで過熱する
3.ビントロ、葱を入れてから一度蓋をし、葱が柔らかくなる程度(3~5分くらい?)まで加熱したら完成
4.食べる際に好みで、七味唐辛子や山椒をふるってどうぞ
★★ポイント★★
もうこれ以上無いくらい簡単な鍋だと思います。
もちろん凝る人は自分でかつお出汁をとって、醤油、みりん、酒で汁を作ると本格的です。
参考までにその際にはかつお出汁、醤油、みりん、酒は5:3:2:1位が目安です。
簡単に出来てしかも鍋なので後で出る洗い物も少ないお手軽鍋。
冬の寒い夜にコタツでこれをやりながら、1本燗をつけて・・・たまりませんな。
ちょっとスーパーに言ってビントロと葱買ってきます。
お粗末さまでした。
ではでは
【ビンナガマグロ】

