岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

道草食ってみた「身近にある山菜取り」 収穫編

2011-03-21 10:46:59 | レシピ

先日こんな本を古本屋さんで見つけてきました。
上の方に

「山菜探しを楽しみ、山菜を味わう料理で健康をたもつ」

とあります。
内容も主に食べられる山野草の紹介をしてあり、以外に親切。
読み進むと・・・「あれ?この草近くに生えてない?」というものが結構あったので、子供たちもつれて近所をうろうろして探してみました。

ちなみに我が家は、千葉県の松戸市都内からはさほど離れていない地域です。
それなりに多少畑などありますが、とりあえず住宅街である自宅から徒歩10分圏内にある野草をそれこそ「道草」ではないか?ということで、これらを歩いて探し回り、収穫して文字通り「道草食って」みようと思います。
折りしもこの日は震災から2日後、スーパーやコンビニの食料品はかなり乏しい状態です。まあ無理に草食べることも無いと思いますが、軽いサバイバルの予行です。


まずは近所の公園にやってきました。
真ん中に大きな池がある公園で、亀さんたちが呑気に甲羅干ししてました。


くぼ地だけに、地下水が溜まるのか液状化した跡が・・・そんな恐ろしい地震の爪あとですが泥遊びが大好きな子供達が群がって遊んでいます。
うちの子供たちも言わずもがなでした。


こちらには地割れの跡・・・
この日は震災から2日後、こんなところでも地震の凄まじさを体験しました。

さて、一回り見て回ったところで本格的に道草の採取に取り掛かります。


まずは日の当たりの良い斜面でノビル発見!


なかなか立派なやつをゲットです。
食べられる道草としてはなかなかポピュラーですね。

【ノビル-Wikipedia-】


続きましてこれは・・・スイバという草。
見た目完全に雑草ですが、酸味が強くヨーロッパ、エジプトでも食用にされているらしい。
生えているのを公園の水道でざっと洗って食べてみましたが、確かにスッパイ。
息子は「酸っぱくて美味しい」と言ってバリバリ食べてました。
後から調べると、シュウ酸を含むのであからさまな多食は控えたほうがいいらしいです。

【スイバ-Wikipedia-】


場所を公園の近くの広場に移してみました。
日曜日だったとしても結構な人出、テレビやラジオは被災情報ばかり、家にいても見るものもなく気が滅入るんでしょうね。さらにこの日は結構な好天だったので、かなり賑わってました。

秋はコスモスがいっぱい、今は枯れた草むらをうろうろしていると・・・


おっ!菜の花発見!
これは上記の本には載っていませんでしたが、姿かたちから経験的に判断しました。
本当は素人判断は良くないんですけど、似ている毒草とかはないのでまず大丈夫でしょう

【アブラナ-Wikipedia-】


これは・・・本に載っていたような・・・とページをペラペラめくると。
あったありました。
これはエゾニュウ。


似てると思ったけど調べたらアシタバの仲間みたいですね。
灰汁が強いものらしいですが、刃先は柔らかくて美味しそう。
道草としては結構大物になるかもしれません。

【シシウド属-Wikipedia-】
※エゾニュウの項目はありませんでした。


食べられる道草と聞いて息子がとても興味を持ったのがこのナズナ。
いわゆるぺんぺん草ですね。


春の七草にもあり、古くから食用、薬用として親しまれてきた野草らしいです。
正月7日に買う七草セットでは確かに食べてるけど、こうして自分で採って食べるのは初めて・・・っていうか、そういうならばほとんどの収穫物が初めてですね。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f4/ec51c7de04e2d4b8aa0f17bcc4a6919f.jpg

【ナズナ-Wikipedia-】

広場の散策が終わったので、帰りがてら再び最初の公園に戻ってきました。


これは食べられる道草としては王道のヨモギ。
草もちの材料としても有名ですね。


沖縄料理でフーチバーと呼ばれてジューシーと呼ばれる炊き込みご飯に使われたり、汁物の薬味になったりしてます。
薬草としての効果もあり、身近で有用な野草ですね。

【ヨモギ-Wikipedia-】


最後まで採ろうか、どうしようか迷ってたタンポポ・・・道草としては王道のさらに真ん中ですよね。
ほうれん草やルッコラに近い容姿をしていますが、いかにも苦そうだし、なんかイガイガついてるし・・・。


いや、失敗しても元手はタダだ!その葉何枚か貰い受ける!

【タンポポ-Wikipedia-】


続いての収穫は、ヤブカンゾウ。
早春に枯れ葉の中から芽を出す早起きな道草です。


もう結構いろいろ採っているので、ここいらは控えめに収穫しておきました。
こういうのは食べる分だけ採るのが基本です。

【ヤブカンゾウ-Wikipedia-】


スイバ、タンポポに続いてこちらも雑草テイストの強いハコベラ。
ただ正確には、標準和名「ハコベ」ハコベラって愛称だったんですね。
タンポポと同じ理由で採るのをためらっていたのですが、「味噌汁の具に美味しい」とあったので・・・。


収穫用のビニール袋が一杯になってきて弱気になってきたので、柔らかそうなところを少しだけいただきました。

【ハコベ-Wikipedia-】

最後に・・・ようやく見つけました。
山菜の王道にして意外にも身近に生えている道草!


フキです。


そして用があるのはこの時期だとこちらのフキノトウ!
蕗味噌によし天ぷらに良し、で山奥に行かなくても結構身近に取れる山菜の代表格。
大物だけど身近にあるのがフキのすばらしいところ。
葉柄も山菜だけど割と通年で流通しますが、フキノトウはこの時期だけの専売ですね。

【フキノトウ-Wikipedia-】


さて、自宅に帰ってきて、ざっと洗って並べたのがこちら。

天辺から時計回りにフキノトウ、ヤブカンゾウ、スイバ、ヨモギ、ナバナ、ナズナ、ハコベラ、ノビル、そして真ん中は左からタンポポにエゾニュウ。
全10種類となかなかの収穫具合。なかなか集まりましたねえ。

この大量の収穫を次回では調理していきたいと思います。

失礼いたします。
ではでは

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