やっぱり高知に来たらこっちの地ラーメン、鍋焼きラーメン食べておかないとね!
仕事場の高知人に
「あっ?ほりゃあ須崎ぜよ。高知からは結構あるがでよ」
・・・え゛・・・そなの?
にわか仕込みの浅い知識をさらされた挙句、鍋焼きラーメンまで取り上げられたのと、この人ホテルマンなのに土佐弁丸出し!という衝撃も加わってダブルパンチ!
まあ実際、鍋焼きラーメンは須崎の名物なんで高知市の人たちは鍋焼きラーメンには関心が薄いみたいですね。
とはいえ、なんとか無いものかとそれでもしつこく調べたところ、市内に一軒だけありました。
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店名に「鍋焼きラーメン」の文字を掲げるお店千秋!
店先ののれんが完全になべラーメン。
なべラーマンは鍋焼きラーメンをモチーフにしたゆるキャラでアンパンマンの作者やなせたかしさんが考案したんだとか。
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入店して着席、メニューを見ます。
すげ~シンプル!正直鍋焼きラーメンの他に、通常スタイルのラーメンとかやってるのかと思ったんですけど、そんなつけ入る隙を全く与えないラインナップ。
一番左のアイスクリン1X1は高知市で作られているアイスクリン「アイスクリーム」じゃなくて「アイスクリン」
店内は店主らしき女将さんとその娘さんの2人で切り盛り。
女将さんにメニューのご指導なぞいただきつつオーダーを決めます。
自分的には並とミニご飯をご注文。
男なんだからラーメン大で小ご飯くらいまで行けよ!って思われるかもしれませんが、ちょいと食事の制限中なのです。
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さて振り返ってカウンターに目を戻すと、かわいい象さんの鍋敷き。そして早速たくあんの棒切りが運ばれてきました。
このたくあん、重要なんですよ!
実はこの須崎鍋焼きラーメン、わりとしっかりしたレギュレーションがありまして、
1.スープは、親鳥の鶏がら醤油ベースであること
2.麺は、細麺ストレートで少し硬めに提供されること
3.具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)などであること
4.器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)であること
5.スープが沸騰した状態で提供されること
6.たくわん(古漬けで酸味のあるものがベスト)が提供されること
7.全てに「おもてなしの心」を込めること
須崎名物 鍋焼きラーメンより
という七つの定義があります。
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そんな与太話をしている間に運ばれてきた鍋焼きラーメン!
写真では伝わらないのですが、アツアツのスープが鍋でグツグツ言っているのがわかります。
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それではご対面!
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センターに生玉子が落としてあり、その周りにねぎとちくわが見えますね。
親鳥の肉は細切れにされて底の方に沈んでいます。
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麺はストレートの細麺ですね。
じゃあいただきます。
まずスープが美味しいことにびっくり!正直親鳥のスープっていっても旧世代のラーメンを名物として祭り上げてるものだからねえ・・・って思いが多少あったのですが、このスープで営業したら都内とかでも評判になるんじゃないか?と思わせるほどの旨味のあるスープです。
麺は、固めに茹でられた後、ぐつぐつスープで煮られるので、柔らかめですが、その間にスープをしっかりと吸うことで鍋焼き特有の一体感があります。なのでスープの塩分量はほかのラーメンに比べると控えめでも、薄い印象がありません。
そして食べているとご飯の登場!
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これが「ミニ」です。
そう、こちらのお店・・・ご飯の量、すごく多いんです。
先ほど、大中小ミニとありましたが、実は小でもお椀を二つ重ねたか?っていうくらいの盛り。なので、ここはミニで正解でした。
そしてご飯が進むようにカウンターには
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ふりかけが用意してあります。
まさに炭水化物の楽園・・・いや自分にとっては失楽園か?
そういえばご飯に気をとられてましたが、
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こういうメニューの生玉子の黄身をつぶすタイミングって難しいよね。
自分的には半分から2/3くらい食べ進んだところで、黄身に取り掛かりますが、このラーメンで行くと、白身が半熟になって、黄身がとろりとしてきたあたりで、レンゲで掬って、ご飯の上に・・・ってのもあるそうです。それも悪くない。
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まあ、私的には最後はこう。
これもすぐ食べるんじゃなくて、ちょっと間をおいてスープを吸わせます。
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具を少し残しておくと、ご飯のなかに少し混じって、宝探しをしている気分に・・・それはないか?
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ごちそうさまでした!
ってところで、他にお客さんもいないのでちょいと女将さん、娘さんとお話が出来ました。ってのは実は同行者と須崎の橋本食堂の話をすると、女将さんが「元祖は谷口食堂だよ」と訂正を入れてくれまして、須崎の鍋焼きラーメン事情などもお話しさせていただきました。
この女将さんが、なかなか芯が強くてかっこいい女性。
こういうのを土佐の方でははちきんっていうらしいですが、実際そっちの出身の女性に「はちきん」っていうと嫌な顔されるかもしれませんからお気を付け下さい。理由と詳細はリンクをご参照してください。ここでは書けませんww
ちなみに「はちきん」の意味を教えてくれたのは先の「いごっそう」土佐弁ホテルマンであります。
女ははちきん、男はいごっそう
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お帰りの祭はお土産にミレービスケット!
と綺麗にしまったところで(ほんとか?)
ではでは
【鍋焼きラーメン千秋】高知県高知市新本町2-15-11
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