はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

命日に、、

2015-02-08 | 日本の家族

澄みきった青空から 陽が照りつけ

真っ白な大地は

ダイヤモンドでも散らばめたように

空と一緒に輝いていた木曜、、、。


2月5日は 父の命日だった。


その日、夕方まで 一人だった私は

お経をあげたり

ぼんやりと父に想いをやって過ごした。




家の裏通りにある幼稚園から帰って来ると

その日 父が入院したことを知らされた。


コンクリートのヒンヤリした感触が

その日の記憶と一緒に 蘇ってくる のは

小さな私にとって それは

悲しいニュースだったから、、だろうか、、、。




幼児期

私は父を恐れていた。

父との思い出には どれも

何も言えずに 怯えていた私が立っている





学帽をかぶっているのが 私の父だ。

あまりにも幼い顔立ちに

" 高校時代の記念写真だろうか "

思い直し始めたら

写真のコーナーにあった

"Isetan Shinjyuku " という押し印を見て

東京で撮影した物である事がはっきりした。



私が生まれる15年前、、、、

父が大学在学2年目の年、東京の下宿先で喧嘩を始め

警察沙汰 を起こした父は

おかしな言動から医師の診察を受け

精神分裂病と診断された。



心が病んでいた青年期の父は

こんなに純粋な顔立ちを していたんだ。


高知の小さな漁村で育った父は

周りの住民から


"変わった人や"

噂されていたと聞いたことがあった、、、が

こんなに優しい顔立ちを していたんだ と


今まで見落としていた写真の父に

吸い込まれるように見入っていた。