ファーストフライデーに街であった催しの中には
5分間だが 無料のマッサージ がジムで行われていた。
そのマッサージ師は 霊気の資格 も持っているとあり
そういう系が好きな私とパットさんは
店々を回った後、ジムに立ち寄った、、、。
他の店はどこも人々で賑わっていたのに
ジムの中は係りの人以外誰もおらず
待つこともなく
直ぐに マッサージを受けることが出来た。
先にマッサージを受けたハーフのパットさんが
"気持ち良かったわー~" と
虚ろな眼差し をして言い
"貴方も早くやってもらいなさい" と
上半身うつ伏せになり座るチェアーを指差す。
以前 サロンでうけたマッサージが
今ひとつ であった事から
肩こりのひどい私だが
マッサージを受けに行くこともなく過ぎている。
今回も さほど期待はしていなかった、、が、、
まるで私の気持ちでも読んでいるかのように
その時その時 私が欲する箇所に
マッサージ師の指が流れて行き
大きな満足感を与えてくれた。
"あのマッサージ師は凄いわ“ と
ジムを出てパットさんに言うと
"貴方と私がそう思うんだったら
彼女は本物ね!" と
確信するようにパットさんが言う、、、、笑
不眠症を持ったパットさんは
マッサージを受けていた時
そのことも話したらしいが
その夜、深い眠りに入るという不思議な事 も起こった。
"夕べはもう爆睡しちゃったの" と
未だその事が信じられないように
宙に浮いた眼差しで
パットさんが言った。
現在 隣のアイオワ州の街でマッサージをしている彼女は
イリノイ州のライセンスを 取り次第
この街にも来てくれるらしく
"私たちが定期的な客になって
彼女がこの街で
ずっとマッサージをしてくれるようにしましょう" と
ハーフのパットさんに話した事だ。