サンクスギビングが終わると
多くの家々で
クリスマスのデコレーションが始められる。
末の義弟が
デコレーションの一つであるナティビティーの写真を
フェイスブックに投稿していたのが目に留まった。
それが
義父母の家にあったナティビティーである事が
すぐに分かった私は
吸い付くように写真に見入った。
私がアメリカに来た当時
まだ小学低学年だったその義弟は
イブの夜
大きな仕事を任されていた。
義父母の家では
イブの夜に
生まれたばかりのキリストを
小屋の中に入れるようになっており
それが彼の仕事だった。
義母が義弟に声をかけると
ちょっと誇らしげな表情で
生まれたばかりのキリストの人形を
クリブに横たわらせたその光景が
昨日の事のように鮮明に思い出され
彼が義父母からそのナティビティーを
受け継いだ事が
とても嬉しかった。
バッキーの父方の祖父が作った物であると知り
ナティビティーに命まで感じる事だった。
彼と過ごした時間は少なく
ろくに会話を持った覚えもないけど
家族
だからだろうねぇ
上手く言えないけど
こうして写真を見つめるだけで
有難い想いになる。
この世を去った家族に想いを寄せるって
心にいいね。