我が中日ドラゴンズは、マジック点灯後着々と減らしてきたはいいけど、ここんとこ足踏み状態で、しかもその間に阪神タイガースが追い上げてきて、その差4ゲームにまで接近された。が、15日からのタイガースとの3連戦、初戦を7-0で圧勝すると、翌16日には、ベテランエース山本昌がノーヒットノーランを達成、タイガースに引導を渡すに等しい2連勝で、2年ぶりの優勝をほぼ確実にしたと言っていいだろう。今日は負けたみたいだけど^^;
その16日、つまり昨日だが、山本昌の力投も知らず、僕は京都の和音堂というライブハウスへ向かっていた。お馴染みはじめちゃんのバンド、The Sons Of Eveのライブを観戦する為である。
この和音堂、僕は初めてなんだけど、去年の12月に開店したばかりだそうだ。店のHPで場所を確認し、阪急の河原町から歩いていったのだが、着いてみたら京阪の三条の方が近いという事が判明した。ま、どうでもいいことだが(笑)
今回は、The Sons Of Eveの他、荘園とManic Dollの3バンドによるライブだ。荘園以外は名古屋で活動するバンド。しかも、面白い事に、この3バンド共トリオなのである。是非共、TTTの同胞である(笑)やっさんにも見て貰いたいところだったが、所用の為来れなかったのは残念。
リハが長引いたので、約30分遅れでライブはスタートした。
トップバッターはManic Doll。なんと、ギタリストは女性であった。メンバーの外見だけで判断してしまうと、サイケバンドかと思ったけど(笑) 実際には、その女性ギタリストのプレイを前面に出したオーソドックスなロックバンドだった。彼女はどうもジミヘンが好きみたいで、音もかなり近かったし、レパートリーも「Fire」「Little Wing」「Purple Haze」等ジミヘンの曲が大半だった。未だに、女性ギタリストを見ると驚いてしまうのだが^^;、男でも女でもギターを弾くことに関しては条件は同じだし、たまたま周囲に女性ギタリストがいなかったからだろうと思う(フォークの弾き語りとかはいた)。なかなかに成り切ったブレイで、良かったと思う。ベースとドラムのサイケ風男性2人も好サポートだったし。ライブの一曲目をインストで、というのもいいなぁ。TTTもこれでいくか(笑)
2番手は荘園。僕は2年ほど前に一度見ているので、今回は2度目という事になる。ギターインストを聴かせるトリオだが、あの頃とはドラムが代わったらしい。曲は全てオリジナルという事で、やや単調になりがちなギターインストを、ここまで飽きさせずに聴かせるのは凄い。ギターだけでなく、ベースとドラムのコンヒネーションもいいという事だ。ただ、2年前聴いた時と比べると、ややベースに元気がないような気がした。前回は、もっと跳ねてたように思うのだが。
さて、トリを務めるのがThe Sons Of Eveだ。相変わらず、ステージ左にセットされたハモンドに、演奏前から圧倒される。いやしかし、今回も凄かった。というか、僕は彼らを見るのは3度目だけど、初めての時より、見るたびにパワーアップしている。どうしても、キーボードのVoyager氏のブレイに目も耳も行ってしまうが、ベースとドラムの2人も凄い演奏をしてるのだ。キーボードをサポートしてるというより、煽ってる感じ。正に、音楽だけでなく精神というか、バンドのコンセプトまでELPを完全に再現している。とにかく、ELPはろくに知らない僕でさえ、最後まで圧倒されてしまうのだから、ファンが聴いたら涙するパフォーマンスなのではないか。ほんと良かったです。はじめちゃんは、やっぱりここでベース弾いてる時が一番楽しそうだし、カッコいい。
そんな訳で、トリオとはいえ、全く違ったタイプの3バンドの演奏を堪能した夜だったのであった。ま、正直な所、和音堂のステージはそんなに広くないので、トリオが限界かもしれない。それ以上メンバーがいたら、ステージから降りて演奏しなければならないかも。
3バンドのライブ終了後、実は名だたるボーカリストだという、和音堂のマスターをフロントにしてセッションが始まり、「Highway Star」と「Smoke On The Water」が演奏された。皆さん、こういう曲はさらりとこなしてしまう。やっぱり、ある年代にとっては、この辺りがルーツなんだな、という事が分かって楽しかった(笑)
ライブの合い間や終了後に、Brendaさんや忍者さんと、あれこれ打ち合わせをした。この夜のトリオバンドたちの演奏を聴いて、忍者さんが何を思ったかは聞けなかったけど。でも、この日改めて分かった事がある。
“これから、また忙しくなるなぁ(爆)”